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好きなV系アーティストのライブチケットが完売してしまったとしても、諦めるのはまだ早過ぎます。なぜならば、余ったチケットを個人間で売買できる場合があるからです。
しかし、不用意な個人間取引は危険を招きます。最近では「チケット詐欺」と呼ばれる犯罪も少なくありません。
では、チケット詐欺に遭わないためには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。売る場合と買う場合、双方での注意すべきポイントをご紹介します。
買う時の注意点
最近の個人売買は、主にインターネットを介して行われています。顔を知らない相手との取引の場合は特に、しっかりと相手の連絡先を確認しておきましょう。氏名とメールアドレスだけでのやり取りは危険です。必ず相手の住所や携帯番号などを確認した上で取引してください。なかなか連絡先を教えようとしない相手は要注意です。受け渡しにも注意しなければなりません。チケットを送付すると言ってお金を先に振り込ませておいて連絡を絶つのは、チケット詐欺の常套手口です。どこかで待ち合わせをして代金とチケットを手渡しする形が一番安心です。
もし手渡しでの受け取りが難しい場合は代金引換という方法を選びましょう。代金引換は、配達員に直接支払った代金が相手に渡るという、お互いに安心できる取引方法です。逆に言えば、代金引換に難色を示した場合はチケット詐欺の可能性があります。
「手数料が掛からず安く済む」などと言って普通郵便での取引をすすめてくるような相手との取引は、中止するのが賢明です。
また、チケットが届いたらその場で中身を確認しましょう。封筒の中身が空だったり、チケット以外の紙しか入っていなかったりする詐欺の事例があるからです。

売る時の注意点
売る側にとって一番重要なことは、買う側に安心感を与えることです。普段からこまめに連絡が取れる自分の連絡先を伝え、相手を安心させるようにしましょう。ただし、チケット詐欺は買う側だけが遭うものではありません。「不安だから先にチケットを送って欲しい」などと言われても、チケットを発送するのは危険です。チケットを送った直後に連絡が取れなくなったり、いつまで経ってもお金を払ってもらえなかったりするケースもあります。
チケットを送る際には、住所や宛名に間違いがないよう気を付けましょう。封筒に書いた住所が間違っていたために、チケットが届かなかったり配送が遅れてしまったりしては大変です。
お金の支払いが済んでいるにも関わらずなかなかチケットが届かない場合、相手から詐欺行為と思われても仕方ありません。チケットの売買をする際は、入念な確認の上で余裕を持って行いましょう。
また、売る時にありがちなトラブルと言えば、相手からの突然のキャンセルです。開催日時が近いライブのチケットを売る場合は、特に気を付けましょう。チケットが売れないまま開催日時を迎えてしまえば、チケットはただの紙切れになってしまいます。
時間的なロスを少なくするためにも、できるだけ直接受け渡しをすることをおすすめします。
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"怪しいと思ったら"
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