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宝塚音楽学校受験で大失敗するも、なんと合格
宝塚音楽学校は、宝塚歌劇に入団するための登竜門です。宝塚音楽学校に入学するには厳しい倍率の試験を勝ち抜いていかなくてはなりません。一般の高校や大学などの受験でも緊張するものですが、試験が厳しく倍率の高い宝塚音楽学校の受験となれば、胃が痛くなるほど緊張する人も少なくないでしょう。

出典:©宝塚歌劇団
宝塚歌劇団公式HP 初舞台までの道のりより
ですが、小学5年生から「宝塚コドモアテネ」に通っていた鳳翔大さんは、宝塚のことをよく知っていたために、試験で緊張することがありませんでした。
しかし、それが大失敗のもとでした。
緊張のし過ぎは失敗の原因になりますが、物事を成功するには適度な緊張が必要なものです。鳳翔大さんは緊張がなかったことから二次試験のバレエの試験と声楽の新曲視唱で失敗をしてしまったのです。しかも倍のスピードでバレエを踊ってしまったり、「妙に高音だった」とだいさんが後で振り返っていた声楽試験は、何と楽譜を逆さに読んでいたのでした。
この失敗ですっかり自信を喪失して家に帰って涙を流した鳳翔大さんですが、なんと試験には合格をしていました。
こういう大舞台で緊張しないところ、それで失敗しても合格してしまうところ…何となくだいさんのキャラっぽいと思いませんか?
宝塚歌劇団に入団してからの快進撃はご存じの通り

出典:©宝塚歌劇団
制作発表会『るろうに剣心』より
2000年に宝塚音楽学校に入学して、その2年後、第88期生として宝塚歌劇団に入団し、2007年の「黎明の風」で初主演を果たします。星組、花組、宙組を経て、雪組の男役として活躍しています。この活躍は、ヅカファンなら誰もがよく知っているところですね。
宝塚スターが話してみたい人をリクエストするトーク番組「スカイ・ステージ・トーク」にて元宙組スター和央ようかさんと共演し、和央ようかさんからのアドバイスが現在の舞台に活かされているという有名な話がありますが、こうして人の意見を素直に受け止めることができるのも、スタートしての資質だと感じるエピソードです。
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