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若者のひたむきな生き方を歌う最も成功したロックバンドのひとつU2

U2
<出典:zumic.com>



1976年にラリー・マレン・ジュニアが高校の掲示板にバンドメンバー募集の張り紙を貼り、集まった5人で結成されたU2は、結成以来一度もバンドメンバーを変更することなく、現在に至っています。彼らの楽曲テーマにはどんなものがあるのか、いくつか取り上げてみたいと思います。




初期の作品に多いストレートな政治的メッセージ



<出典:youtube.com>


U2のリーダー、ボノは政治的発言が多いことから、バンド自体も政治的メッセージを持ったバンドと見られています。

特に、初期の作品には、直接的な政治的メッセージを含んだ曲がいくつかありました。その中のひとつが3枚目のアルバム「WAR(闘)」に入っている「サンデー・ブラディ・サンデー」です。この曲は、1972年に北アイルランドで起きた、イギリスからの分離独立を主張するデモで、参加者が英国軍の銃撃によって死亡した血の日曜日事件を歌ったものです。この中で彼らは、非暴力による和解を訴えました。




政治的な楽曲の根底に流れるものは




<出典:youtube.com>





「WAR(闘)」にはまた、「ニュー・イヤーズ・デイ」という曲があり、これは当時、共産党政権下において民主化闘争を行っていた、自主管理労組「連帯」に対するシンパシーを表した歌でした。「ぼくは君たちと再びともに歩もう」というフレーズの繰り返しは、「連帯」に対する強い愛着が感じられます。

こうした、相手を特定した政治的メッセージを発しながらも、根底には、ともに前を向いて進んでよりよい世界を築こうという意志を感じさせるものでした。




常に変わり続けることを自らに課すU2


U2
<出典:laughy.jp>



U2は、政治的メッセージを放ちながらも、若者たちに向けて「振り返るな」「前を向いて歩きつづけよう」「探していたものが見つかるまで」などと、とにかく目標が見えなくても前進し続けることの大切さも歌い続けました。その姿勢は、アルバムの内容にもよく表れています。

1987年に出た「ヨシュア・トゥリー」で絶対的な成功を手に入れながらも、その後に出た「魂の叫び」、「アクトン・ベイビー」では、まったく異なるサウンドにトライし、常に自らに変化を強いて、前に進み続けるという姿勢を貫いています。



走り続ける姿にファンは共感する


u2
<出典:echoba.se>



1980年代、ロックが全盛を誇ったころ、U2は一気にスターダムに駆け上がり、その地位を不動のものにしました。しかし彼らはその地位に安住することなく、常に何かを求めて今も走り続けています。そんな姿にファンは共感を覚え、結成から30年以上たってなお、支持されているのでしょう。

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