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地球の平和を守るために悪と戦うカラフルな正義の味方を、子どもの頃にテレビで見たことがあるでしょう。
そのような番組は「戦隊もの」と呼ばれ、これまで数多くのシリーズが生み出されてきました。正義の味方は生まれ変わりながら、今も地球の平和を守り続けています。大人になって結婚して子どもができ、その子どもと共に新たな戦隊ものを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
こちらでは、過去の戦隊ものの歴史における色の意味や、今からでも見たい歴代作品をご紹介します。
全ての始まりは「ゴレンジャー」から!色からわかるキャラクター分析
戦隊ものの歴史は1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まりました。この年に日本の一般家庭でカラーテレビを持つ世帯が90%を越えたこともあり、番組制作者の発想で戦隊メンバーの個性は変身時のマスクやスーツの色で表現することになったのです。
「ゴレンジャー」におけるメンバーの色分けは、リーダー格で熱血漢タイプの赤、知的でクールなサブリーダーの青、力持ちでチームのムードメーカーの黄色、紅一点ながらも戦闘能力は男性に引けを取らない桃色、そしてチーム最年少で自然をこよなく愛する努力家の緑、という構成です。
この5色のキャラクター設定は、後に続いていく戦隊ものでもアレンジを加えられながら引き継がれています。更には黒(青同様にクールなサブリーダー的役割)、白(女性が2人いるチームの場合は桃色と白に分けられた)も戦隊ものの歴史における基本色として、シリーズの初期から登場しています。

戦隊ものの由来は「仮面ライダー」にあり
1975年から放映が始まった戦隊ものシリーズは、これまで実に30作以上製作されてきました。そもそも「秘密戦隊ゴレンジャー」が作られたきっかけは、1971年に放映されて大ヒットした「仮面ライダーシリーズ」です。最初は、主役の仮面ライダーを5人登場させる、というプランが練られていたようですがお蔵入りとなってしまいました。しかし、そのプランを基に5人で1つのチームヒーローを誕生させたところ、空前の大ヒットを記録しました。
「ゴレンジャー」は約2年間放映され、後に続いていく「ジャッカー電撃隊」以降の戦隊ものはほぼ1年間ごとに製作されています。
「ジャッカー電撃隊」では赤・青・桃・緑の4人の戦士がメインでしたが、途中で白の戦士も加わるようになり、次作の「バトルフィーバーJ」では黒の戦士に加えて、戦隊ヒーローの歴史の中でも数少ないオレンジ色の戦士が登場しました。時には3人体制のチームになったり、男性3人と女性2人の編成になったりと、様々な変化を交えながら戦隊ものの歴史は続いています。
1997年の「電磁戦隊メガレンジャー」で、シリーズ初のシルバーの戦士が投入され、2002年の「忍風戦隊ハリケンジャー」ではえんじ色と紺色の戦士も登場しました。ほかにも「獣拳戦隊ゲキレンジャー」(2007年)ではバイオレット、「炎神戦隊ゴーオンジャー」(2008年)と「侍戦隊シンケンジャー」(2009年)ではゴールド、「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013年)ではグレー・シアンの戦士が登場しました。
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"歴代戦隊もの、これが面白い!名作5選"
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