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お笑いライブの傍ら、読書家としての素顔を見せていた又吉

文筆家として又吉さんが注目を集めるようになったのは、2011年に刊行された『第2図書係補佐』でしょう。
これは、もともと吉本の若手芸人ライブの観客に配られたフリーペーパーに連載されていたもので、又吉さんが毎回自身の経験を描くエッセイ形式で、1作ずつおススメの小説を紹介するブックリストになっています。

又吉さん本人は、ふだん本を読まない若い人たちが気軽に読書に入っていけるようにとの願いで書いたということですが、そのレベルの高さと感性の鋭さは文芸評論家をもうならせるものでした。




新人小説家として今年の文学賞レースにも期待がかかる


又吉直樹・文学賞

多くのファンの期待のもとに満を持して出された『火花』は、期待違わず、小説家としての又吉さんの才能が存分に開花した作品でした。

新しい感性の純文学として、同作品は三島由紀夫文学賞の候補となり、この後に続く文学賞レースでも受賞の可能性が高いとして、ますます脚光を浴びています。

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