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● フレッシュプリキュア!
出典:©東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル『【公式】フレッシュプリキュア! 第1話「もぎたてフレッシュ! キュアピーチ誕生」』より2009年2月から放送されていた『フレッシュプリキュア!』では桃園ラブ(キュアピーチ)、蒼乃美希(キュアベリー)、山吹祈里(キュアパイン)、東せつな(キュアパッション)の4人が登場しました。
桃園ラブ(キュアピーチ)を演じていたのは、沖佳苗さん。

戦隊ヒーローに憧れ、敵怪人役なども演じていた彼女は『ふたりはプリキュア Splash Star』のモブ役で声優としてもデビュー。その後のプリキュアシリーズにも毎年モブ役として出演してきましたが、そんな彼女の初主演作がこの『フレッシュプリキュア!』でした。変身して戦うバトルヒロインに幼いころから憧れていた彼女にとってはまさに夢がかなった瞬間であり、桃園ラブとの共通項も多く、共演者からも「ラブそのもの」と言われていたそうです。
蒼乃美希(キュアベリー)を演じていたのは、喜多村英梨さん。

『LAST EXILE』タチアナ・ヴィスラ役で声優デビューを果たし、『BLOOD+』音無小夜役、『こどものじかん』九重りん役などデビュー当時から数々の作品でメインキャストとして活躍し、現在同様に人気声優として引っ張りだこだった彼女。先輩声優の林原めぐみさんの娘さんにキュアベリーとしてボイスレターを送ったり、お笑い芸人のFUJIWARAの原西さんの娘さんにキュアベリーの声で電話をしたりと交友関係も広い様子です。
山吹祈里(キュアパイン)を演じていたのは、中川亜紀子さん。

『マクロス7』で声優デビューを果たし、『金田一少年の事件簿』七瀬美雪役や『フォーチュン・クエストL』パステル・G・キング役などで知られ、プリキュアシリーズにも初期から前作までモブキャラとして出演していました。その点では沖佳苗さんとは似た境遇と言えるかもしれませんね。
作品中盤で参戦となった東せつな(キュアパッション)を演じていたのは、小松由佳さん。

アニメ作品よりも海外映画やドラマの吹き替えを多く担当してきましたが、本作ではじめてアニメ作品で準主演に抜擢されました。オーディションを受けた際にもすでにキュアパッションのセリフがあったことを明かしていて、元々は敵幹部キャラとして登場し、その後仲間として戦うという設定上、悪役としての心構えやその後の演じ方にはとても悩まれたのだとか。
● ハートキャッチプリキュア!
出典:©東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル『【公式】ハートキャッチプリキュア! 第1話「私、変わります! 変わってみせます!!」』より2010年2月から放送された『ハートキャッチプリキュア!』では、花咲つぼみ(キュアブロッサム)、来海えりか(キュアマリン)、明堂院いつき(キュアサンシャイン)、月影ゆり(キュアムーンライト)の4人が登場しました。
花咲つぼみ(キュアブロッサム)を演じていたのは、水樹奈々さん。

声優、そしてアーティストとしても現在のポップカルチャーを牽引する存在と言える彼女もオーディションでプリキュア役を掴んだひとり。この時すでに多くの業績を残していたことで、彼女がプリキュアを担当すること自体にとても注目が集まっていました。同じ事務所に所属しラジオも一緒に行っている福圓美里さんも2年後の『 スマイルプリキュア!』で星空みゆき(キュアハッピー)を演じていて、旧知の仲である堀江由衣さんも『魔法つかいプリキュア!』でリコ (キュアマジカル)を演じていたりと彼女と親交の深い方にはプリキュアに纏わる方が多いようですね。
来海えりか(キュアマリン)を演じていたのは、水沢史絵さん。

水樹奈々さんと同じ事務所で声優としてのキャリアを順調に積んでいた水沢史絵さんは、この共演をきっかけに水樹さんとの親交を深めたそうです。『ふたりはプリキュア Max Heart』では作中のカギを握る12のハーティエルの1人・エターナルンを演じていました。
明堂院いつき(キュアサンシャイン)を演じていたのは、桑島法子さん。

『機動戦艦ナデシコ』のヒロインであるミスマル・ユリカ役に抜擢され、その後も『神風怪盗ジャンヌ』日下部まろん役や『CLANNAD-クラナド-』坂上智代役、『電脳コイル』天沢勇子役など多くの作品でメインキャラクターを務めた実力派声優です。同作で月影ゆり役を演じていた久川綾さんとの親交も深く、堀江由衣さんをはじめ後のプリキュア声優となる多くの女性声優に影響を与えた声優のひとりでもあります。
月影ゆり(キュアムーンライト)を演じていたのは久川綾さん。

プリキュアシリーズ以前のバトルヒロインものの象徴ともいえる『美少女戦士セーラームーン』で水野亜美(セーラーマーキュリー)を演じ、それ以来初となる東映作品のヒロインへの抜擢。プリキュア声優として活躍し、後に2014年から放送されている『美少女戦士セーラームーンCrystal』に出演した方はいますが、初代声優がプリキュア声優になったのは彼女ただひとりだけです。そのためか役どころもほかの3人の先輩にあたる立ち位置で描かれ、小説版では彼女を主人公においたエピソードゼロも公開されています。
● スイートプリキュア♪
出典:©東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル『【公式】スイートプリキュア♪ 第1話「ニャプニャプ~! スイートプリキュア誕生ニャ♪」』より2011年2月から放送された『スイートプリキュア♪』では、北条響(キュアメロディ)、南野奏(キュアリズム)、黒川エレン(キュアビート)、調辺アコ(キュアミューズ)の4人が登場しました。
北条響(キュアメロディ)を演じていたのは、小清水亜美さん。

プリキュアシリーズの前番組『明日のナージャ』で、ナージャ・アップルフィールドを演じ声優デビューを果たし、子役時代からの戦友でもある三瓶由布子さんに『絶対に追いつくから」と話していたそうですが、その言葉どおり4年後の今作で主人公・北条響役を勝ち取りました。また、『ふたりはプリキュア』では、なぎさとほのかの同級生で偽キュアブラックとなっていた越野夏子役を演じていて、7年後の本作でついに本物のプリキュアになったことになります。
南野奏(キュアリズム)を演じていたのは、折笠富美子さん。

アニメ版『GTO』のヒロイン・冬月あずさやくで声優デビューし、多くの作品で活躍した彼女は、1年に渡るアフレコで声優としては後輩にあたる小清水亜美さんと夫婦のような信頼関係となったと話していました。また、プリキュアに抜擢される以前には『電脳コイル』で前作で明堂院いつき(キュアサンシャイン)を演じた桑島法子さんとW主人公を演じていて、現在でも食事をしたり出かけたりと親交が深いようです。ちなみに『ふたりはプリキュア Max Heart』ではほのかのライバル、『ハートキャッチプリキュア!』ではえりかのライバルとしてプリキュアシリーズに参加していました。
黒川エレン(キュアビート)を演じていたのは、豊口めぐみさん。

『鋼の錬金術師』ウィンリィ・ロックベル役や『いちご100%』西野つかさ役、『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』ヒカリ役などで知られていた彼女は、キュアパッション以来2年ぶりとなる悪役からの追加プリキュア戦士を持ち前の演技力で子どもたちからの人気も獲得。その後「おはスタ」にてレギュラー出演を果たしました。
調辺アコ(キュアミューズ)を演じていたのは、大久保瑠美さん。

2009年に声優デビューし、わずか2年でプリキュア声優となった彼女ですが、オーデション時からアコが後にプリキュアとなり一緒に戦うことを知らされていたものの、半年以上もの長い間その正体を明かされることはなく、映像では仮面をつけた状態でキュアミューズが出演していても喋ることはないため、声の収録がなくても毎週アフレコ現場に通っていたそうです。精神的にもかなりキツかったと語っていますが、現場では最年少だったこともあり、ほかのキャストや主題歌を担当した工藤真由さん、池田彩さんに励まされ元気をもらっていたと話しています。
● スマイルプリキュア!
出典:©東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル『【公式】スマイルプリキュア! 第1話「誕生! 笑顔まんてんキュアハッピー!!」』より2012年2月から放送された『スマイルプリキュア!』では、星空みゆき(キュアハッピー)、日野あかね(キュアサニー)、黄瀬やよい(キュアピース)、緑川なお(キュアマーチ)、青木れいか(キュアビューティ)の5人が登場しました。
星空みゆき(キュアハッピー)を演じたのは、福圓美里さん。

『BLACK CAT』イヴ役や『ストライクウィッチーズ』宮藤芳佳役などを務めていた彼女。この作品の以前にもゲストキャラとして『ふたりはプリキュア Splash Star』に出演していましたが、事務所の先輩であり親交の深い水樹奈々さんの座長公演『異説龍馬維新伝』に出演した際に、共演していた水樹奈々さんと水沢史絵さんが当時放送されていた『ハートキャッチプリキュア!』でも共演していることからそれを元にしたネタを披露し、そこに乗っかる形で【キュアマジックリン】を名乗っていました。後日、マネージャーからプリキュアに出たいのか聞かれ、プリキュアのオーディションを受けられるようにスケジュールを調整してくれたそうです。
日野あかね(キュアサニー)を演じていたのは、田野アサミさん。

名門・沖縄アクターズスクールを経てアミューズのオーディションに合格しタレントデビューを果たすと、2011年に声優としてもデビュー。翌年この作品でアニメ初主演を飾り、女優業の傍ら声優としても活躍するようになりました。彼女自身が関西出身であることとから日野あかねも関西弁を喋り、史上初の関西弁プリキュアということに。元々ほかのキャラクターを受ける予定だったものの資料をもらいあかねの役柄に惹かれ自ら志願してあかね役をうけさせてもらったそうで、ほかのキャストに負けないようにと毎回の収録では、収録前に現場に入って練習をしていたことを番組プロデューサーが明かしていました。
黄瀬やよい(キュアピース)を演じていたのは、金元寿子さん。

『侵略!イカ娘』イカ娘役や『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』カナタ役など本格的な声優デビューからすぐに主人公への抜擢が続きますが、彼女が演じる役柄はなぜか金髪キャラが多くやよい役もそのひとつ。キュアピースは変身バング時に毎回じゃんけんを行っていたのですが、後半のじゃんけんの手は実際に金元さんが考えていたそうです。
緑川なお(キュアマーチ)を演じていたのは、井上麻里奈さん。

『コゼットの肖像』でコゼット・ドーヴェルニュ役を演じ声優デビューすると『さよなら絶望先生』木津千里役、『天元突破グレンラガン』ヨーコ・リットナー役などメインキャストとして作品に出演が続き、中性的な声で性別を問わずに様々な役に挑戦してきました。今回のオーディションで3回目となるプリキュアへの挑戦で、自身の憧れていた『美少女戦士セーラームーン』のような変身ヒロインもので好きだったという木野まこと(セーラージュピター)と同じ緑の戦士になれたことを喜んでいました。ちなみに当時、木野まことを演じていた篠原恵美さんとは、同作で共演を果たしています。
青木れいか(キュアビューティ)を演じていたのは、西村ちなみさん。

『超くせになりそう』で白鳥なぎさを演じ主演デビューしていて、聞きやすい声と巧みな演技技術からNHKアニメや『ポケットモンスター』など国民的アニメ作品でも活躍していましたが、『Yes!プリキュア5』の劇場版作品では、主人公・キュアドリームの偽物であるダークドリームの声を担当。今作で正義のプリキュアとなったことは、ファンの間でも話題になっていました。
● ドキドキ!プリキュア
出典:©東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル『【公式】ドキドキ!プリキュア 第1話「地球が大ピンチ! 残された最後のプリキュア!!」』より2013年から放送された『ドキドキ!プリキュア』では、相田マナ(キュアハート)、菱川六花(キュアダイヤモンド)、四葉ありす(キュアロゼッタ)、剣崎真琴(キュアソード)、円亜久里(キュアエース)の5人が登場しました。
相田マナ(キュアハート)を演じていたのは生天目仁美さん。
https://www.instagram.com/p/BgSwbihn6WU/
出典:©生天目仁美 Instagram(@naba3po)より
TYPE-MOON原作の『真月譚 月姫』でアルクェイド・ブリュンスタッド役に抜擢され注目を集めるた彼女は、プリキュアのオーデションを受けたいと自らマネージャーに頼み込み見事主演を獲得した努力の人。実は『ふたりはプリキュア』でなぎさの部活の先輩・中川弓子を演じていてプリキュアシリーズには2度目の出演でした。公私ともに仲が良いことで知られる伊藤静さんは『ハートキャッチプリキュア!』で来海えりか(キュアマリン)の姉・来海ももか役を演じていて、『スクールランブル』で共演して以来、生天目さんが溺愛する能登麻美子さんも『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』で坂上あゆみ(キュアエコー)を演じています。
菱川六花(キュアダイヤモンド)を演じていたのは、寿美菜子さん。

『けいおん!』琴吹紬役をはじめ、『TIGER & BUNNY』ブルー・ローズ / カリーナ・ライル役、『アイカツ!』神崎美月役などで知られ、初の90年代生まれのプリキュア声優としても注目を集めていました。声優ユニット・スフィアのメンバーとしても一緒に活躍する戸松遥さんが、翌年放送される『ハピネスチャージプリキュア!』で氷川いおな(キュアフォーチュン)を演じています。
四葉ありす(キュアロゼッタ)を演じていたのは、渕上舞さん。

『おおかみかくし』で朝霧かなめ役を演じ本格的な声優デビューを果たすもなかなか軌道に乗れず、「これが最後」と決めて受けた『ガールズ&パンツァー』で見事主人公の西住みほ役に抜擢され、翌年にあたるこの『ドキドキ!プリキュア』のオーディションを受けることに。『ハートキャッチプリキュア!』では、明堂院いつき(キュアサンシャイン)が生徒会長を務める生徒会の幹部としてもモブ出演しています。
剣崎真琴(キュアソード)を演じていたのは、宮本佳那子さん。

東映アカデミー養成所に所属していたことから、プリキュアシリーズの楽曲でコーラスを務めていた彼女。「Yes!プリキュア5」では続編を含む2年間に渡り主題歌を担当し、本人役として作中にも登場していました。そして今作で、声優としてもプリキュア作品との繋がりを持つことになり、現在まで続くプリキュアシリーズでも一番作品との関わりが深い人物であり、現在放送中の『キラキラ☆プリキュアアラモード』でもエンディング主題歌を担当しました。また、まもなく放送がスタートする『HUGっと!プリキュア』では初となるオープニング主題歌を担当することが発表されています。
円亜久里(キュアエース)を演じていたのは、釘宮理恵さん。

ツンデレキャラクターを演じることでお馴染みの言わずと知れた売れっ子声優ですが、青木れいか(キュアビューティ)を演じた西村ちなみさんと同じく、『Yes!プリキュア5』の劇場版作品でダークレモネードを演じていました。今作では先輩プリキュアとしてほかのプリキュアを指導しながら一緒に戦っていきます。これまで序盤から登場してきたキャラクターが仲間になることはあっても、いきなりの新キャラクターがプリキュアとして登場することは初めてだったため、釘宮理恵さんがキャスティングされたことも含め、とても大きな話題を呼んでいました。
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