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本公演はむろん、新人公演のレベルも高いと評判の雪組。
日本物芝居が多い雪組の特に娘役は、料理屋の可愛らしい娘たちから大人っぽい忍びの役、男前な女性までその演技の振り幅の広さに驚かされます。
そんな雪組娘役の中でもひときわ目をひく蒼井美樹さんの魅力をここで徹底紹介していきます!
蒼井美樹さんの入団からこれまで
蒼井さんは東京都世田谷区出身の96期生。入団時の成績は18番。
愛称は「りょーこ」。
2008年音楽学校入学を経て、2010年月組公演「スカーレット・ピンパーネル」で初舞台を踏んだ38名のうちの一人です。

イケメン女子型娘役?蒼井美樹さん
蒼井さんが雪組ファンの中でとりわけ話題になっていたのが、2012年当時のトップスター音月桂さん主演で上演された「仁-JIN-」の新人公演です。
もっというと蒼井さんを語るのに欠かせないのがその前の「フットルース」。
海外ミュージカルを宝塚で上演する際の宿命といってもよい「下級生はほとんど台詞がない」状態に置かれてしまっていましたが、その中で蒼井さんが演じていたのは男前な女子高生役。
観たひとからは「女子の中にひとり男役がいたよ!」という戸惑いの声が上がるほどの存在感でした。
現在でも自身が語る好きだった役にこちらが挙げられています。
そうした前提があっての「仁-JIN-」新人公演。

蒼井さんが演じたのは、本公演では月城かなとさんが演じていた美形歌舞伎役者の役。
他の歌舞伎役者役がすべて男役であったのに対して彼女だけというその配役は異色であったといわざるをえません。
やはり蒼井さんがハンサム系女子だったからと憶測がファンから飛ぶほど。
ちなみに本公演では、武家娘の役をされていました。
これからの蒼井美樹さんの成長ぶりは?
2016年での公演で新人公演は卒業となる96期生。
「自分にしかできない大人の女性を演じること」を目標としている蒼井さんにとっては、これからは舞台上でどう雪組を支えていくかが課題となるでしょう。
次に雪組公演を観劇する時にはぜひ蒼井美樹さんに注目してみてくださいね。
著者:Seikacat
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