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次々と誕生する、未来の宝塚スター候補生。
中でも、月組公演「エリザベート」で子ルドルフに抜擢され、注目を集めているのが、蘭世惠翔(らんぜ けいと)さんです。

子ルドルフで美しいソプラノを響かせ、潜在能力の高さを発揮していると思いきや、新人公演ではマダム・ヴォルフを妖艶に演じ、そのギャップでも驚かせてくれています。

次々と誕生する、未来の宝塚スター候補生。今後がさらに期待できる男役スターの登場! ということで、今回は蘭世惠翔さんについて詳しくご紹介します。

蘭世惠翔さんのプロフィールとこれまでの活躍を振り返る

蘭世惠翔(ranze keito)出典:©宝塚歌劇団 蘭世 惠翔(Keito Ranze) | 宝塚歌劇公式ホームページより
まずは、蘭世惠翔さんについて簡単にご紹介します。

蘭世惠翔さんは、2016年に初舞台を踏んだ102期生。
実業家で元モデル・女優の君島十和子さんの娘さんということで、音楽学校入学当初から注目されていた存在です。
音楽学校時代からその才能は花開いていたようで、卒業時には、演劇部門で優秀賞も受賞しています。

2016年「NOBUNAGA<信長>-下天の夢-/Forever LOVE!!」より、月組に配属。「芝居の月組」と呼ばれる組で、着実にその技術を磨いていきます。
NOBUNAGA<信長>-下天の夢-出典:©宝塚歌劇団 宝塚歌劇団公式サイト バックナンバー 2016年> 月組公演 『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』『Forever LOVE!!』より
新人公演でも、まだ大きい役を経験しているというわけではありませんが、佳城葵さんや千海華蘭さんといった、演技派の上級生を本役とする役に配されていることからも、その演技力に期待されていることが分かります。

そして、2018年「エリザベート」で大きな転機が訪れます。
主要キャラクターの1人、子ルドルフに抜擢されたのです。本公演ではじめての通し役にして、大役です。

大きなプレッシャーもあると思いますが、それをはねのけ、日々素晴らしい演技を披露しています。この経験を糧に、さらなる成長が期待されます。

「エリザベート」子ルドルフ役で魅せた、大器の片鱗

蘭世惠翔さんが演じた子ルドルフは、エリザベートの息子であるエリザベートの少年時代という重要な役どころです。
母の愛情を追い求めているにもかかわらず、母には真っ直ぐに見てもらえない…という寂しさを秘めた存在です。

出番自体は多くありませんが、少年時代のルドルフの心情が表現されてこそ、後半にエリザベートを襲う悲劇がいっそう重みを持ちます。

初の大役抜擢ですが、その期待に見事に応えた蘭世惠翔さん。
その堂々たる演技に、大器の片鱗が見えた気がします。震える心情も的確に演じていますが、何よりファンから高く評価されたのは、透き通る美しい歌声です。

子ルドルフのナンバーは、少年時代の役とあって、普通より高いキーが特徴ですが、それを見事に歌いこなしたのです。
これまであまり1人で歌う場面がなかっただけに、この歌えるスターの誕生は、多くのファンを喜ばせました。

新人公演では、まさかの女役!マダム・ヴォルフで迫力ある演技

子ルドルフの好演でも注目された蘭世惠翔さんですが、新人公演でのパフォーマンスで、さらにファンを驚かせます。

新人公演で抜擢されたのは、ウィーン一の高級娼館の女主人、マダム・ヴォルフ役。まさかの、女役への挑戦です。

子ルドルフとは真逆の、ドスの利いた迫力のある歌唱や演技が求められる役ですが、これも見事に演じました。たぶん、「本公演で子ルドルフを演じていた子だよ」と教えられても、信じられない人もいるのではないでしょうか。

男役とは思えないほど、洗練された女役姿や、衣装の着こなしにも注目です。
研究科3年というと、お化粧もまだまだ成長途中という生徒も多い中、その美しさはそれだけで天性の才能を感じさせました。

舞台上での華やかさは、これからの宝塚人生において、大きな武器となると思います。まだ下級生のうちに、女役としての経験を重ねることで、芸の幅も大きく広がったはずです。

演技力や歌唱力の高さや、その振り幅の広さから、これからの活躍がますます楽しみになりました。

これからの成長が楽しみな男役

少年ルドルフ・蘭世惠翔出典:©宝塚歌劇団 月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』初日舞台映像(ロング)より
今回の「エリザベート」は、蘭世惠翔さんのこれからの宝塚人生の中でも、大きな転機として語られる役となるでしょう。
本人にとっても大きなチャンスであり、それに見事に応え、物語に深みを加えてくれました。と同時に、未来のスターに出会うことができ、ファンとしても嬉しい公演となりました。

子ルドルフでの活躍をきっかけに、蘭世惠翔さんは今後もさらに活躍の場を広げていくはずです。
芝居心があり、歌えるスターとして、どのような輝きを放ってくれるのか…。未来が楽しみなスターが、また1人誕生しました!

「エリザベート」の本公演・新人公演にて、その高い演技力や歌唱力は存分に発揮してくれました。もともとの実力もある生徒さんだと思うので、今後はさらなる抜擢を期待したいところです。

今後は、美弥るりかさん主演のバウ公演「アンナ・カレーニナ」への出演が予定されています。少人数での公演ですから、その演技力が存分に発揮されそうです。

蘭世惠翔さんの今後の活躍に注目し、これからも応援していきたいと思います。


著者:海野りんご

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