早見沙織、自分自身の歌へ


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女性声優・早見沙織は2015年に歌手デビューを果たしました。



もともと多数のキャラクターソングを担当し、その歌唱力には定評のあった彼女。待望ともいえるその歌手デビューを祝して、今回は声優としての早見沙織と歌手としての早見沙織、その両方について簡単に触れていきます。

●声優・早見沙織のプロフィール

早見沙織 リスアニ

早見沙織は1991年5月29日生まれ、アイムエンタープライズ所属の女性声優です。彼女は小学校時代から声優を志しており、中学一年の時に日本ナレーション演技研究所のジュニア声優クラスに入所して演技を学び始めます。そして2006年にアイムエンタープライズのオーディションに合格し、正式に声優としての活動を開始したのです。



そんな彼女の、声優としての初めての仕事は2007年発売の「こはるびより」ドラマCDでの御堂菫役でした。そしてそのまま同年のアニメ「桃華月憚(とうかげったん)」の川壁桃花役でアニメデビューを果たします。「桃華月憚」は物語の結末が第一話で描かれ、そこから最終話へと向けて時系列が遡っていく特殊な構成のアニメです。早見は新人でありながらも、この難解な構成の作品で担当キャラクターをしっかりと演じ切りました。



早見はその後も2009年「そらのおとしもの」のイカロス役や2010年「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の新垣あやせ役など順調にキャリアを積み重ね、2015年も多くのアニメに主役を含め多数の出演を果たしました。


●歌手としての早見沙織


出典:youtube©2017 Warner Bros. Japan LLC
150812_早見沙織_やさしい希望_MV試聴




早見沙織は2015年に自身が主演するアニメ「赤髪の白雪姫」のOP曲「やさしい希望」で歌手としてデビュー。そもそも早見はこのデビュー以前からキャラクターソングを多数歌ってきていました。アニメデビュー作である「桃華月憚」でも他の声優と共同でOP曲「ゆめおぼろ」を歌い、ED曲「この世界がいつかは」ではキャラクター名義にて早見が単独で歌を担当しています。



また、早見はキャラクターソングとして用意された楽曲だけでなく、ヒットソングのカバーや全編英語歌詞の楽曲も歌いこなしてきました。この高い歌唱力の根底には、母親の勧めで中学時代から受けていたジャズボーカルのレッスンがあるようです。



早見沙織の歌手デビュー曲「やさしい希望」は早見の柔らかく綺麗な歌声が特徴的な、軽やかで暖かい雰囲気のポップス・ソングです。作詞は早見自身が担当しており、初めての作詞ながらも前向きで優しい歌詞を見事に紡いでいます。なお「やさしい希望」はウィークリーチャートで初登場11位を記録、歌手として好調な滑り出しをみせました。



本人名義での楽曲としては「やさしい希望」に続いて2月3日に2ndシングル「Installation/その声が地図になる」が発売。こちらは両A面シングルであり、表題曲の一つ「その声が地図になる」は「やさしい希望」に続いて「赤髪の白雪姫(第二期)」のOP曲として使用されています。



「その声が地図になる」は「やさしい希望」よりもスローテンポな、落ち着いた雰囲気のポップス。こちらでは早見の柔らかな声質はそのままに、より伸びやかな歌声を聴くことができます。「その声が地図になる」でも作詞は早見自身が担当し、想い人の言葉を頼りに進む少女の決意を綺麗に表現してみせました。

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