5,143 views
花組の若手スターの中でも容姿端麗として早くから注目を浴びてきたひとりが、聖乃あすかさん。
2016年4月からはじまる「ME AND MY GIRL」新人公演では、複雑な役替わりで構成されています。
聖乃さんは宝塚大劇場公演では男性の役ジェラルド、そして東京宝塚劇場では女性の役ジャクリーン(ジャッキー)を演じることが発表されました。
中性的な魅力を持つ聖乃さんが取り組むこのふたつの役のみどころを紹介していきます。
【聖乃あすかさんのこれまでのプロフィール】

聖乃さんは月組公演「宝塚をどり/明日への指針 センチュリー号の航海日誌―/TAKARAZUKA花詩集100!!」で初舞台を踏んだ記念すべき100期生。
宝塚歌劇団に入団する以前は、モデルの経験があったとのことでそのスタイルと現代的で端正な容姿が人気を集めています。
最近では専科轟悠さん主演の「リンカーン」で無垢な少年役を演じ涙を誘う演技テクニックを身に着けていましたが、その経験が「ミーマイ」で生かされるかに期待したいものです。
【「ミーマイ」での役どころの難しさ①】

初演の87年以来これまで何度も再演を繰り返してきた「ME AND MY GIRL」では、海外ミュージカルの特性上宝塚の番手に配慮した役を多く作り出すことは不可能のため役替わりが多く行われてきました。
今回聖乃さんが演じるジェラルドとジャッキーとは、主人公ビルが訪れる貴族の屋敷でいわば彼の遠縁にあたり、ふたりは婚約している間柄です。
つまり聖乃さんは男役と女役、しかも恋人同士の2役を演じなければならないということです。
NEXT PAGE >>
"「ミーマイ」での役どころの難しさ②"
"「ミーマイ」での役どころの難しさ②"
1 / 2