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その素晴らしい描画能力とマシンスペックを活かし、2015年も様々なゲームが発売されることとなったPS4。
今回は来たるべき2016年のゲーム商戦の前に、2015年の名作たちをランキング形式で振り返ってみましょう。
●堂々の1位は人気シリーズ最新作「メタルギアソリッド5」
2015年度のPS4ソフト売上1位の栄冠を勝ち取ったのは大人気潜入アクションシリーズの最新作「メタルギアソリッド5 ファントムペイン」(41.5万本、9月2日発売)でした。
メタルギアソリッド5は、2014年にダウンロード販売された序章である「メタルギアソリッド5 グラウンド・ゼロズ」と完結編「ファントムペイン」の二つに分割されて発売しました。
序章グラウンド・ゼロズでは主人公スネークがかつての仲間を救うためにキューバの基地へと単身で潜入するストーリーが、そして後編ファントムペインではその9年後が描かれます。
そしてこれまでのシリーズ同様に、多くの人物の思想が入り組んだ、まるで映画のように魅力的な陰謀劇が展開されるのです。
シリーズの持ち味である「なるべく敵に見つからないよう潜入し、秘密裏に目的を果たす」スリルは今作でも健在。
そのうえで主人公の取れるアクションを増加させ、よりアクロバティックな方法で敵の監視をかいくぐることが可能になりました。
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●2位、3位もシリーズものが並ぶ
2位は人気RPGシリーズのスピンオフ「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(30.8万本、2月26日発売)が獲得。
一騎当千の爽快感で有名な「無双シリーズ」や3D空間をフル活用して巨大な鬼との戦闘を楽しむ「討鬼伝」の開発会社「ω-Force(オメガフォース)」が開発に携わった本作は、そのノウハウを存分に活かしたアクションゲームとなっています。
地を埋め尽くすほどの数で襲い掛かってくるモンスターを派手な技で景気よく倒しながらステージを進み、要所要所では巨大で強力なボスモンスターとの迫力ある戦闘に挑むのです。
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3位には「コールオブデューティー ブラックオプス3」(26.0万本、11月6日発売)がつけています。

こちらはアメリカの開発会社「Treyarch(トレイアーク)」が送る人気FPSシリーズの第12作目。2065年の未来世界を舞台に、プレイヤーは戦争に参加する一兵士となり、様々な武装を駆使しながら苛烈な戦場を生き抜いていきます。
FPSゲームといえばやはりオンラインでの協力・対戦プレイが胆となるのですが、今作ではシリーズ初となる新要素「スペシャリスト」を導入。
これはプレイヤーは九人のスペシャリスト・キャラクターから一人を選択し、選んだキャラクターに応じて特殊な武器や能力を使用できるという面白いシステムです。
命中すると爆発する弓矢・腕が変形するガトリングガンなどの特殊武器や、短時間の高速移動・頭部以外に弾が当たっても無効化する装甲などの特殊能力はオンラインプレイの環境に大きな変化を与えました。
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●4、5位には新進気鋭の単発作品とあの映画のゲーム
1~3位までをシリーズ作品が占める中、「Bloodborne(ブラッドボーン)」(19.6万本、3月26日発売)は新規タイトルでありながらも見事4位の座を勝ち取りました。この売上には同じ開発スタッフが手がけた「Demon's Souls」「DARK SOULS」の評価が高かったことも影響しているのでしょう。
「Bloodborne」は非常に重苦しいゴシックホラー調の世界を舞台とした、極めて難易度の高いアクションRPGです。
プレイヤーはトラップの仕掛けられた世界を探り探り進みつつ、時には恐ろしいモンスターと死闘を繰り広げます。
ステージやモンスターの攻略法を「探る」ことに重きをおいた構成は、なんとかクリアしてみせた時の達成感にもつながっており、ただ理不尽に難しいだけではないゲーム性がコアなゲーマーを中心に支持されました。
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5位には、知らない人は居ないであろうSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」の世界を舞台にしたアクションゲーム「スターウォーズ バトルフロント」(16.2万本、11月19日発売)がランクインしています。

これまでのシリーズはスター・ウォーズシリーズ全体を網羅したものでしたが、今作では映画「エピソード4~6」を重点的に取り上げています。
プレイヤーはスターウォーズ世界の兵士の一人となり、映画に登場した武器を用いたり、巨大な乗り物に乗り込んだりして戦闘に参加します。
今作は映画の権利を持つルーカスフィルムの全面協力を得て制作されており、武器や乗り物はもちろん、戦闘の舞台までも映画を忠実に再現しています。これは映画のファンであれば感涙ものではないでしょうか。
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●2015年のPS4市場
2015年のPS4市場上位は、すべてアクション要素を含んだゲームがランクインすることとなりました。これはPS4の美しいグラフィックと、複雑な3Dアクションにも耐えうるCPU性能が評価された結果かもしれません。
既に2016年にも多くの作品の発売が予定されていますが、今年はどのような作品が人気を集めるのでしょうか。
昨年同様にシリーズ物が中心となるのか、あるいは新たな作品が頭角を現すのか。期待を込めて、見守っていきましょう。
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