異国の地で言葉や文化の違いに直面しながらも夢を追い続けた2人の中国人アーティスト、SEVENTEENのジュンとミンハオ(THE8)。彼らがどのようにして困難を乗り越え、強い絆を築いたのか。その感動のエピソードをお届けします。
ジュンとミンハオのプロフィール
ジュン
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ジュンは中国で子役として活動していましたが、中学生の頃に両親が離婚。家計を支えるため夜通し働く母の姿を見て、ジュンは「自分が支えになりたい」と強く思うようになります。
母の幸せを願い、当時親しくしていた男性に「僕のお父さんになってください」と頼んだことがきっかけで、母は再婚。後に異父弟が生まれ、ジュンは弟のことを今でもとても可愛がっています。
俳優として活動していたジュンでしたが、「もっと成功し、母に楽をさせたい」と韓国へ。大手芸能事務所、SMエンターテイメントのオーディションを受けるも不合格。しかし夢を諦めず、Pledisエンターテイメントのオーディションに挑戦し、練習生としての道を歩み始めました。
ミンハオ(THE8)
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THE8ことミンハオは、4、5歳から中国伝統武術を習っていて、中国では有名なB-Boysのキッズチームに所属していました。
ブレイクダンス、ダブリング、アクロバットといろいろな種類のダンスを物にする天性の才能で、B-Boy大会に参加すると何個も賞をかっさらっていく、当時のB-Boy界では名の知れた存在。
昔からスーパースターになりたいと夢見ていたダンス馬鹿な野心家の少年は、ひょんなことから当時中国でも大ヒットしていたK-POPの世界で成功したいと韓国へ渡りPledisの練習生になります。
ジュンがPledisの練習生になってから約1年2ヶ月後のことでした。
孤独な日々を支えあったジュンとミンハオ

ジュンは2年7ヶ月、ミンハオはSEVENTEENメンバーの中で最短の1年5ヶ月を練習生として過ごしました。外国人メンバーの2人にとって言葉の壁は大きく、必死に努力を重ねていました。
先にPledisに入社していたジュンは、唯一の中国人練習生として韓国語を学びながら成長していきます。そんな中、SEVENTEENの最後のメンバーとして合流したのが、のちにTHE8としてデビューするミンハオでした。韓国語が話せない彼に他のメンバーは戸惑い、ミンハオ自身もなかなか馴染むことができませんでしたが、ジュンは同じ中国出身の仲間として、誰よりも彼の加入を喜んだそうです。
それからジュンは、宿舎でのルールや韓国語、メンバーとの接し方などをミンハオに教え、まるで兄のように面倒をみるように。そんな時間を積み重ねるうちに、2人の間には強い絆が生まれ、ミンハオは誰にも言えない辛いことを、ジュンにだけ打ち明けるようになったのです。
ジュンとミンハオの約束

懸命に努力を続けていたミンハオでしたが、なかなか韓国語で考えを伝えられない時期がありました
そんな時、CDの1ページに、ミンハオが記した中国語の文章があります。
『あっという間に帰り道です。
車の窓に映った月は、疲労を感じつつも、幸せに満ち溢れた僕らの顔を照らしています。
目を閉じてその時のことを思うと、まるで夢のようです。
メンバー達と一緒にいばらのジャングルを巡って〜一緒に海で水切りをしたり〜一緒に小さな部屋で寝そべって色々な事を話したり…
美しい時間はこんなにも短いんだね。
この短い時間の中で、僕のそばにははこんなに沢山の仲間がいるってわかったよ。
本当に、本当に幸せだよ。』
メンバーと旅をした時のことが、中国語でつづられていました。ミンハオは、とっても綺麗な言葉を知っていて、みんなにそれを伝えるために、一生懸命努力してると知った時、ジュンも心からミンハオを支えたいと思ったそうです。
そこでジュンとミンハオは「中国人だからこそ、2人でいる時も韓国語で会話をしよう」と約束をしました。それは2人がグループに一刻も早く馴染むための約束であり、韓国で生きていくための決意でした。お互いが大切な存在だからこそ、甘えるのではなく切磋琢磨していこうと決めたのです。
後にメンバーのひとりであるホシは「ジュンとTHE8が韓国語でお互いをからかったり冗談を言い合っていて驚いた。いつの間にかここまで韓国語がうまくなったんだと。彼らはもう立派な韓国人だ!」と話しています。
未来への挑戦
普段は遠慮しがちなミンハオも、ジュンには素の自分を見せられます。韓国の祭日には2人で過ごすことも多く、ジュンの面倒見の良さと、ツンデレなミンハオの関係は、ファンからも愛されています。
今ではかねてからの夢であった母国中国での活動も精力的に行っている二人。出会ったばかりの頃のこと思うと、2人が歩んできた道のりの長さを感じますね。
SEVENTEENの“スパイス”とも言える2人の活躍は、これからも続いていきます。

