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確かな演技力は宝塚の至宝!専科・美城れんさんのプロフィール
宝塚歌劇団には5つの組のほかに、一芸に秀でたタカラジェンヌが所属する専科があります。専科は組に関係なく舞台に出演できることや、再び組に戻ってトップスターとして就任するなど個性溢れる実力派揃いでおなじみですね。その専科でベテランならではの安定感ある演技で舞台を支えるのが男役の美城れんさんです。
星組から専科に異動となってからもやはり宝塚の舞台に欠かせない、美城れんさんのプロフィールをここでひとつおさらいしてみましょう。
■海外でも堂々とした姿を披露、美城れんさんのプロフィール
美城れんさんは1996年に宝塚音楽学校に入学、1998年に入団した84期生です。同期には元雪組トップスターの音月桂さんや未涼亜希さん、北翔海莉さん、桐生園加さんなどそうそうたる顔ぶれが並びます。本人にとっては黒歴史かも知れませんが、入団時の成績は39人中の38人というブービー賞でした。
宙組『シトラスの風』にて初舞台、その後星組に配属。数々の舞台で経験を重ねていく中で、北京・上海・広州公演『蝶・恋/サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』や韓国公演『ベルサイユのばら/ソウル・オブ・シバ!!』にも参加し、海外でも堂々とした姿を見せてくれました。
そして2014年4月、専科へ異動となっています。
■難しい演じ分けをしっかりとこなす確かな演技力
美城れんさんの魅力と言えば、幅広い役を演じることができる確かな演技力です。その演技力は脇役をただの脇役にさせておかず、ヅカファンたちの心にしっかりと感動を刻みつけています。
美城れんさんは168cmの身長の男役ですが、『ロミオとジュリエット』ではなんと乳母役を演じています。しかもその役がハマっていたので、ヅカファン歴の浅い『ロミオとジュリエット』を観劇しただけの人の中には、美城れんさんが男役だと気付かない人もいたんじゃないでしょうか?
作品によっては配役が多い舞台もあって、その場合は役替わりが行われます。そんなときにどのような役でもこなすことができる確かな演技力があるタカラジェンヌが欠かせません。単なる男役というだけでなく、ときには乳母役なども役を演じてみせる美城れんさん。どんな舞台でどんな役も演じ分けることができる美城れんさんのようなタカラジェンヌがいるからこそ、宝塚歌劇団の舞台が成り立っているのです。
星組から専科に異動して、これからも美城れんさんの七変化に期待したいと思います♪
※記事初出時に、入団した年の記載に誤りがありました。正しくは1997年ではなく1998年となります。訂正してお詫びいたします。