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1998年に、人気の絶頂にありながらこの世を去ったX JAPANのギタリスト、hideさん。

共同プロデューサーであった盟友I.N.A.さんが「未来人」と表現したほどの、時代を先取りした斬新な音楽性は今でも全く色褪せることがありません。

その誰にも真似できない遊び心に満ちたスタイルは現在活躍しているアーティストにも世代を問わず多大な影響を与えています。

そんなhideさんの後を継ぎ、現在ご自分のバンド「LUNA SEA」との兼任でX JAPANのギタリストを務めているのがSUGIZOさんです。

今回の記事では、二人がどんな関係だったのか、どのような経緯でSUGIZOさんはX JAPANに加入したのか……などをお伝えしていきたいと思います。

SUGIZOとhideの出会いと、2人の関係性

LUNA SEAは活動当初、あまりの実力にどこのライブハウスのオーディションにも受からなかったほど規格外の存在で注目を集めていました。

そんな中YOSHIKIさんが主宰するレーベルである「エクスタシーレコード」界隈のバンドと関わりがあったことをきっかけに、hideさんが「LUNA SEAというバンドがすごいらしい」という噂を聞きつけライブを見に行ったのがそもそもの発端でした。

そこで初めて出会ったメンバーたちとhideさんはすっかり意気投合。そのまますぐに一緒に飲みに行ったそうです。

hideさんがLUNA SEAをYOSHIKIさんに紹介したことからどんどん話は進んでゆき、すぐにエクスタシーレコードからアルバムを出すことが決定。

それがLUNA SEAのインディーズ1stアルバムとなりました。


SUGIZOさんはhideさんのことを「兄貴」と慕い、まさに弟分でした。

SUGIZOさんにとって、身近でありながらも強い憧れと尊敬を抱かせる存在だったようです。

2人は「ギターを使って何かを伝えたい・楽しいものを作りたい」という、ギターを表現の手段のひとつとするような考え方がお互い似ていたとSUGIZOさんはのちにインタビューで語っています。

そのせいか、二人ともギタリストでありながら一緒にいてギターの話をすることはあまりなかったといいます。

X JAPAN復活後....SUGIZOがメンバーとして正式加入するまで

X JAPANは1997年に解散してしまいましたが、2008年に東京ドームで復活することになります。

その時サポートギタリストとして亡きhideさんのパートを担当したのがSUGIZOさんでした。

SUGIZO
出典:©Natasha,Inc. ナタリー SUGIZOソロ20周年作にRYUICHI、Toshl、TERU、辻仁成、Kダブシャイン参加 より
その後すぐにYOSHIKIさんから正式加入のオファーがありましたが、最初はそれを断ったそうです。

理由はまず、「hideさんのパートを正式メンバーとして弾く。」という重圧に耐えきれないと思ったこと。

次に、ファンの方たちのhideさんへの思いを考えて。そして当時はちょうどLUNA SEAが復活していた時期でもあり、正式メンバーの話を受けるとなれば2つのバンドを掛け持つことになるというのも断った理由のひとつでした。

また、LUNA SEAのメンバーの反応も気にしていたそうですが、ベースのJさんは相談を受けたとき「それはSUGIZOにしかできないことだと思う。だからやるべきだ。」と背中を押したそうです。

Jさんも他のメンバーと同じようにhideさんととても仲が良く、バンドのことについて相談したりアドバイスを貰ったりしていました。

hideさんとSUGIZOさんのことをどちらもよく知っているからこそ、そのように快く答えられたのかもしれません。

hide
出典:©Natasha,Inc. ナタリー hide with Spread Beaver、怪人たちがいよいよ集結 より
一方、SUGIZOさんに断られて以降YOSHIKIさんはさまざまなギタリストに声を掛けましたが、求めているような人に巡り合うことはできませんでした。

そしてSUGIZOさんも、正式加入について1年ほど考え続けていたようです。

そしてどんな人がX JAPANの次のギタリストにふさわしいのか考え抜いた結果、さまざまな条件が浮かび上がってきます。

X JAPANというバンド名であるからには日本人であること。アリーナクラスの会場のステージに立った経験があること。

ヘビーメタルの高い演奏技術を持っていること。また、できれば生前のhideさんやX JAPANのメンバーと交流があることなど。

それらを一つずつ潰していった結果、葛藤しながらも自分しかいないという答えに辿りついたのだそうです。

そして2009年5月、SUGIZOさんはX JAPANに加入。

LUNA SEAやご自身のソロ等他の活動とも並行しながら、正式メンバーとして活躍されています。

SUGIZOのhideへ対するリスペクトとサウンドの追求

もともと、お二人はhideさんがヘビーメタル・ハードロック、SUGIZOさんがクラシック…と、音楽のバックグラウンドが違うため演奏法にもかなり違いがありました。

画像の説明文
出典:©LUNA SEA「One Night Dejavu」から10年、愛と感謝のたまアリXmasライブ大盛況 より
そのため、SUGIZOさんは90年代の曲では自分の特徴を消して演奏し「hideさんの音を再現することに徹している。」とインタビューなどで語っています。

また、ピックアップや木材をご本人が当時使っていたものに合わせてX JAPAN用のギターを新調し、よりhideさんの音に近付けるようにもしたそうです。

今年はhideさんの20周忌。命日である5月2日に、SUGIZOさんはTwitterでメッセージを綴りました。その中に、

「今でもいつも貴方は僕の近くにいる。僕の中にいる。」

という言葉があります。

出典:©Double Culture Partners CO. LTD. SUGIZO Twitter(@SUGIZOofficial) より
メンバーの方や、交流のあったたくさんの方たち、ファンの皆さんも同じ気持ちなのではないでしょうか。

SUGIZOさんのようにhideさんの思いを受け継ぎ伝えてくださる方や、それに心を動かされる方たちがいる限り、hideさんはどこかで生き続けるのかもしれません。

著者:味噌きゅうりちゃん

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