今回ご紹介したいのは、宙組の澄輝さやとさん。新体制の宙組では、組長を除くと最上級生の男役です。さらに、生まれも育ちも宙組の、生粋の宙組生!澄輝さやとさんを語らずして、宙組は語れません。
ということで、澄輝さやとさんの魅力やオススメ作品について、深掘りしていきたいと思います。
もくじ
宙組生え抜きの最上級生!澄輝さやとを観ると、宙組が分かる
澄輝さやとさんは、2005年初舞台の91期生。「あっきー」という愛称でも親しまれています。
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組 澄輝さやとプロフィールより
2011年「クラシコ・イタリアーノ」で新人公演主演。スーツを華麗に着こなし、初主演とは思えない落ち着きで、大人の男性を描き出しました。
2015年には、若手のショー公演「New Wave!-宙-」で、バウホール公演主演!歌やダンスでいろいろな顔を魅せてくれました。
あっきーさんは、宙組生まれ・宙組育ちのタカラジェンヌでは最上級生。いわば、「宙組らしさ」を体現する存在でもあります。
「宝塚はひとつ」という言葉の通り、どの組を見ても「宝塚を見た~!」という満足感があることは確かです。
でもやはり、「組カラー」というものがあり、その組それぞれの良さがあると思います。それが一番はっきり伝わるのが、生え抜き上級生の舞台を見たとき。宙組で言えば、あっきーさん。
都会的でスマートで、オシャレな男役。そんな宙組ならではのカラーを体現してくれています。
ロイヤル!貴公子!オフはほんわり♡澄輝さやとの多面的な魅力
ロイヤル!貴公子!オフはほんわり♡澄輝さやとの多面的な魅力
私が一番感じる澄輝さやとさんの魅力は、「ロイヤルさ」。
きっと、前世はどこかの国の貴族だったのでは…?と思うほど、高貴さが漂っています。ご本人の育ちの良さ、人の良さが舞台から存分に伝わる感じも素敵だなと思います。

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ「スカイ・ステージ・トーク Dream Time#48「澄輝さやと」」より
宙組の主要メンバーとして、舞台でも重要な役を務めていて、その繊細な演技で舞台を牽引しています。どちらかというと、苦悩する役の方が多いでしょうか。
「エリザベート」のルドルフや、「バレンシアの熱い花」のロドリーゴ、「神々の土地」のコンスタンチンなど、印象的なお役はいずれも”高貴ゆえに、苦悩する”役。
その深い眉間のシワに挟まりたい!と思わずにはいられない名演ばかりです。
そして、もう一つの魅力がオフの姿からのギャップ。
トーク番組等で垣間見える素顔は、いつもニコニコでほんわかしたお兄さん。「すみっコぐらし」というキャラクターにハマっていた時もあります。オフの笑顔と、舞台上で見せる男役の色気や苦悩の表情とのギャップがたまりません。
舞台上のスマートさに惚れ、オフのご本人のゆる~い笑顔に惚れ…このギャップにハマってしまう人も多いのではないでしょうか。
澄輝さやとの”底力”を観られるオススメ作品
澄輝さやとの”底力”を観られるオススメ作品
影のあるキャラクターも、ネアカなキャラクターも、血の通った存在として描き出してくれる澄輝さやとさんの演技力。
私が個人的にその演技力に惚れ込んだ作品を3つご紹介します。
【「エリザベート」ルドルフ役】

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組 澄輝さやとプロフィールより
大作ミュージカル「エリザベート」において、ルドルフの登場時間は15分程度しかありません。
その中で、母の愛を求める悲しさ、革命にすがるしかない危うい青年像を演じました。触れたら壊れそうな、ガラス細工のような繊細さが印象的。
惜しむらくは、トリプルキャストだったので、出演の一部しか映像に残っていないこと…><
【「王妃の館」近藤誠役】

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組公演『王妃の館 -Château de la Reine-』『VIVA! FESTA!』より
高貴さを封印し?乙女心の分からない熱血警察官役を熱演!普段のあっきーさんとのギャップが一番大きい役かもしれません。
真面目一直線だからこその不器用さがひしひしと伝わり、愛されるキャラクターを描き出しています。
その実直なキャラクターに、相手役・クレヨンちゃんの気持ちになってときめいてしまった方も多いと思います。
ちなみに、澄輝さやとさんのお芝居での(自分からの)キスシーンは、これが初めて!ぜひ、胸キュンのシーンを観ていただきたいです♡
【「神々の土地」コンスタンチン役】

出典:©宝塚歌劇団 公式youtube [宙組公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』初日舞台映像(ロング)]より
身分違いの恋に身を焦がす青年将校役。
一生懸命花を届ける純愛は、宝塚の伝統を体現しているようです。物語が動くきっかけともいえる、悲劇の鍵を握る存在です。一番つらい役どころかもしれません…。
ここであっきーさんが名演をしているからこそ、物語のうねりがより大きくなる。演者としての力量が伝わる役です。
「歌劇」2017年10月号で同期の天寿光希さん(星組)と行った対談では、今現在やりたい役として「悪役」を挙げているあっきーさん。
確かに、「いい人」のイメージが強すぎるからか、これまでは悪役へ挑戦した姿はありません。
だからこそ、極悪のあっきーを観てみたい!
もちろん、ロイヤルさを存分に堪能できるお役も、たくさん見たいです。エリザベートからの繋がりで、「うたかたの恋」のルドルフも、絶対お似合いです。間違いありません。
”宙組”の顔、澄輝さやとの活躍に期待!

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ「素敵☆夢のひととき#5「澄輝さやと」」より
宙組は、2018年で誕生から20年を迎えます。
他組出身のトップスターを迎えることが多い宙組において、澄輝さやとさんのように宙組生まれ・宙組育ちのジェンヌさんは貴重な存在。
舞台でアッキーの輝きを見ると、「ああ、宙組を観たなあ!」と感じることができます。
これから宙組も新体制となり、組長を除いては男役の最上級生となる澄輝さやとさん。”大人の男”としての活躍が、ますます期待できそうです。
著者:海野りんご
