宝塚チケットの独特の慣例「お花代」ってなに?いくらぐらいが目安?
宝塚歌劇団のステージのチケットを購入する際、ジェンヌさん個人や、ファンクラブに取り次いでもらうことがあります。(宝塚のチケットは一般発売枠・友の会枠・私設FC枠のようにジェンヌさん個人にも割り振りがあります)
その時に気を付けておきたいのが「お花代」の存在です。
これはチケット代金にプラスしてお渡しする「心づけ」、「協力費」「差し入れ代」「備品購入」といった名目でジェンヌさんをサポートするお金のことです。ジェンヌさんはチケット取次のお願いがあると、チケットを手配し綺麗に包み、お渡しするという時間と手間をかけてくれます。その事に対しての「ありがとうございます」の気持ちをお渡しするのです。
チケットに対してどの程度の金額を添えればよいのか、どんな風にお渡しするのがスマートなのか、ベテランのファンでも把握するのはなかなか難しい「お花代」の詳細をみていきます。
お花代の金額の目安は?
そもそもお花代とは、ファンの方からジェンヌさんへの「気持ち」です。いくら包むかという決まりはありませんし、「スターの方だから多めに渡すべき?」ということもありません。
ただ、目安となるのは「キリの良い金額」であること。500円、1000円、2000円などキリの良い金額を「お花代」と書いた封筒に入れて渡してください。チケットとお花代をまとめてお渡しする場合は、合算した金額がキリ良い数字になっているのがスッキリしていて良いです。
(例)
チケット代金8300円+お花代1700円=10000円
この際は、「お花代として」「お釣りは不要です」などのメッセージを忘れないでくださいね。何もないとお釣り返ってきちゃいます。
また、銀行振り込みなどではなく直接お金をお渡しする時はピン札を使用した方が良いですね。
私設ファンクラブなどの場合によっては、「チケット一枚につき、お花代500円」などと金額を指定されることがあります。その際は金額に従って、余裕があったら何口でも添えて大丈夫です。
指定がない場合もあくまで難しく考えず自分がそのジェンヌに対しての気持ちを示すものですから、キリのよい金額、お釣りは不要と判断できる金額にすればよいでしょう。一般的に多いと思うのは「チケット代+1000円」かなと思います。
通常のチケット購入と何が違う?
ジェンヌさんからチケットを取り次いでもらった場合、ファンクラブオリジナルのロゴ入った封筒にジェンヌからのメッセージカードなどが入っていることがあります。
まだファンクラブができていないジェンヌさんの場合は、自分が舞台の「どこの場面のどの場所にいる」のかを事細かに書きとめた、手作りの「出番表」を渡してくれることもあります。とても健気で、嬉しくなりますよね。
お取次ぎのチケットは、ジェンヌさんやスタッフさんが忙しい合間を縫って用意してくれているものです。「お手数おかけしました。これからもよろしくお願いします」の意味を込めてお花代を渡すととてもスマートです。
お花代の渡し方は?
当日の支払い・前もっての振込の場合関わらず、チケット代とお花代は「別々にお渡しする」か、まとめる場合はきちんとその旨を何らかの手段でお伝えしてくださいね。
何もお知らせがないと、「多めにチケット代をもらってしまった」と再度手間を取らせることになりますし、トラブルにも繋がりかねません。金額の確認もしっかりとしましょう。
また「お花代」とは言わず、「協力費」「サポート代」などと名称が違うこともありますが、基本的に内容はお花代と同じものです。
目にみえた決まりがない世界のことですから、最初は戸惑ってしまうかもしれませんがジェンヌさんを応援し楽しく観劇するためのひとつの作法「お花代」、覚えておいて損はありませんよ!
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