17,628 views
トップコンビやご贔屓の活躍だけでなく、若手スターの成長を応援するのも宝塚の醍醐味の1つ。
今回は、2018年に注目したいタカラジェンヌとして、100期以下の若手に着目して、各組1人ずつ紹介します。
【花組】聖乃あすかさん
花組で注目したいのは、100期生の聖乃あすかさん。
将来のスターを予感させる存在感を示しました。
さらに、「はいからさんが通る」では藤枝蘭丸役に挑戦!

ヒロインに想いを寄せる幼馴染の美少年で、歌舞伎の女形役者という原作でも人気の役どころを見事に舞台で息づかせました。
中性的で独特なキャラクターで、男の子でもあり、女の子の可愛らしさも必要という幅の広い演技を着実に形にし、下級生とは思えない芸達者ぶりを発揮しました。メイド服姿もお似合い(笑)
2018年は、幕開きの公演「ポーの一族」でとうとう新人公演初主演に挑みます。
https://twitter.com/SportsHochi/status/955774400304881664
出典:©The Hochi Shimbun.
スポーツ報知Twitter(@SportsHochi) より
宝塚ファンのみならず、原作ファンからも大きな注目を集める大作での主演とあって、大きなプレッシャーもあると思いますが、この主演挑戦を経てさらにスターとして成長することでしょう。
【月組】風間柚乃さん
月組で注目したいのは、100期の風間柚乃さん。
2017年の活躍を振り返ると、まず「グランドホテル」新人公演にて2番手のオットー役に抜擢。
余命いくばくもないという難役でしたが、丁寧な役作りで期待に応えました。歌も安定感があり、心のあるお芝居はさすが月組育ち。実力派の若手スターとして、ファンに大きな印象を与えました。
「All for One」では、本公演で物語のカギを握るジョルジュ役に挑戦。少ない出番の中でも存在感を示す好演を見せました。
新人公演では、悪役・ベルナルドを熱演。歌もさらに磨きがかかっていて、憎めない悪役をのびのびと演じていたのが印象的でした。

そして、2018年は「カンパニー」でいよいよ新人公演初主演。
おおらかで誠実そうな雰囲気が珠城りょうさんにもつながるので、この主演を通して多くのことを学び、さらに魅力を開花させることでしょう。実力派揃いの月組の中でも、無くてはならないスターへと成長しそうな注目株です。
NEXT PAGE >>
"【雪組】縣千さん"
"【雪組】縣千さん"
1 / 3