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根強いファンが多い演出家・稲葉大地先生
稲葉大地先生は、2010年の雪組ショー『Carnevale睡夢』でデビュー。最近では、『カルーセル輪舞曲』や『クラシカル・ビジュー』などを担当しています。
とにかく全体的なセンスが良い稲葉先生。勢いのある藤井先生や奇抜な演出が得意な齋藤先生が注目されがちですが、宝塚の未来を背負うショー作家のひとり。
また、キャスティングが適材適所なのは、日ごろから生徒さんをよく見ているからではないでしょうか?
伝統的な宝塚を上手くミックスしたショー作りが魅力の演出家さんです。
出典:©宝塚歌劇団 宙組公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』初日舞台映像(ロング)より
女性初のショー作家・上田久美子先生
デビュー作が再演されるほどの注目を集めた新進気鋭の演出家・上田久美子先生。京都大学卒業後、会社員を経て2006年に宝塚に入団した異例の経歴の持ち主です。新作の芝居を演出するたびに観客を感動させてきた上田先生ですが、入団時は岡田敬二先生の影響を受けて、ショー作家希望だったそうです。

そんな上田先生は、満を持して2018年の月組公演『BADDY-悪党は月からやって来る-』でショー作家デビュー。
トップスターにサングラスと煙草を持たせ、華やかなラインダンスで怒りを表現するなど…斬新な作品作りが評判となりました。

女性初のショー演出ということで、「私がコケたら、もうショーの女性演出家が出ない」と語るほど、プレッシャーも大きかったようですが、宝塚に新たな風を吹かせた人気作となりました。
上田先生が次回どんなショーを作ってくれるのか期待せずにはいられません!
出典:©宝塚歌劇団 月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』初日舞台映像(ロング)より
キラキラジャニーズショー・野口幸作先生
現在花組で公演中のショー『BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-』を担当している野口幸作先生。
2016年の星組公演『THE ENTERTAINER!』で大劇場デビューを果たし、3作目となる今作。スペクタキュラーシリーズとして、トップスターのゴンドラ登場やステッキのシーンが定番になっています。
また、野口先生といえば歌詞の中にタカラジェンヌの名前を掛けるなど、歌詞にかなりこだわりを持っているタイプ。
https://twitter.com/snowprince_kms/status/1023230555251302401
他にも、明日海りおさんの今までのエピソード自ら調べて書いた“エターナル・ガーデン・タカラヅカ”など、生徒愛に溢れた面も持っています。

元々ジャニーズファンだと公言している野口先生、ジャニーズっぽいキラキラしたアイドルシーンに定評があります。
出典:©宝塚歌劇団 花組公演『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』初日舞台映像(ロング)より
続々登場する新作レヴューに注目!
一瞬で夢の世界に連れていってくれるレヴューは宝塚の醍醐味です。普段演出家に注目していない…、という方もショー担当の演出家の個性や癖などを知ることで観劇ライフがより楽しくなること間違いなし。
ぜひ、演出家をチェックして観劇に出かけてみてくださいね♪
著者:nanami
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