豪華絢爛な舞台が醍醐味!宝塚歌劇団のレヴューを作る演出家たち

満足感たっぷり・藤井大介先生

現在の宝塚のなかで勢いのあるショー作家といえば藤井大介先生が外せません。

芝居とショーを両方担当する演出家が多い中、藤井先生は近年ショーに集中しています。

Santé!! 藤井大介出典:©宝塚歌劇団 公式HP 花組公演『邪馬台国の風』『Santé!!』より

華やかでかっこよく、ノリの良いシーンが続く大介ショーは、体感5分…?と思ってしまうことも多々。

1991年に入団した藤井先生は、子供の頃から宝塚を観劇していた根っからのヅカオタ。そのため、ファン目線の作品作りが得意な演出家さんです。

Gato Bonito!! 藤井大介出典:©宝塚歌劇団 公式HP 雪組公演『凱旋門』『Gato Bonito!!』より

男役に女役を演じさせるのも特徴のひとつ。

代表作は、『GLORIOUS!!』や『ソウル・オブ・シバ!!』、『EXCITER!!』、『Santé!!』、『Gato Bonito!!』など。

タイトルの後ろに“!!”を付けがちなのも印象的ですよね。

出典:©宝塚歌劇団 雪組公演『凱旋門』『Gato Bonito!!』初日舞台映像(ロング)より

独自路線で走る・齋藤吉正先生

齋藤吉正先生は1994年入団。東京農業大学農学部卒業という演出家としては意外な学歴ですよね。

大劇場デビュー作となったのは、2000年の月組ショー『BLUE・MOON・BLUE』。ストーリー性のある異質なショーが評価され、今でもファンが多い作品です。

killer Rouge 齋藤吉正出典:©宝塚歌劇団 公式HP 星組公演『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』より

その後の齋藤ショーは、『RIO DE BRAVO!!』や『TAKARAZUKA∞夢眩』、『La Esmeralda』、『killer Rouge』など。

“サイトーの犯行”とSNSなどで表現されることが多いですが、齋藤先生といえば宝塚の型にハマらないオタク趣味全開の演出や選曲が特徴的。

次は何をやってくれるんだろう?という、ワクワク感のあるショー作りが魅力の演出家さんです。

出典:©宝塚歌劇団 星組公演『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』初日舞台映像(ロング)より
[next_heading title=根強いファンが多い演出家・稲葉大地先生]