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現在宝塚大劇場では、星組公演が開幕中。
映画づくりをテーマに1930年代の激動のベルリンで繰り広げられた人間模様とラブロマンスを描くお芝居「ベルリン、わが愛」。
タカラヅカレビュー90周年を記念したレビュー作品「Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)」。
上記の公演で、大活躍している星組メンバーの中でも、深みのあるお芝居と熟練の男役技を見せているのが天寿光希さんです。
「ベルリン、わが愛」ではベテラン俳優役。渋い演技で魅せる天寿光希

芸術の秋にぴったり、映画をテーマとする「ベルリン、わが愛」。
サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代のお話なのですが、天寿さんはヴィクトール・ライマンというベテラン俳優を演じています。
彼はサイレント映画でキャリアを積んだ俳優で、主役のテオ・ヴェーグマンが作るトーキー映画に出演を依頼されますが、大部屋俳優が主演の映画など出られないと断ります。
しかしテオが作った映画を観て気持ちを変え、映画の未来を作っていけとテオを励ましに来ます。
そして映画への熱い想いを語りかけ、テオたち若い世代に情熱を伝えていくお芝居はじんわりと心に染み入ります。演技に説得力があり、お芝居全体に深みを加えています。
また芝居のラスト近く、テオの映画に出ることになり、鏡に向かって気取っているおもしろおかしいシーンではアドリブを連発、客席を毎日湧かせています。
轟悠さんがご観劇の日は…。
https://twitter.com/ikaigm43152/status/917626522533429248
貸切公演の時は…。
https://twitter.com/aika2155/status/919112220436340737
壱城あずささんのお誕生日の日は…。
https://twitter.com/Chlo_Hii/status/918365933768282113
渋い演技はもちろん、軽やかなアドリブを入れつつ舞台をこなす姿に、天寿さんの舞台人としての風格を感じます。
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"ショーでの安定感、脇をきちんと固める誠実さ"
"ショーでの安定感、脇をきちんと固める誠実さ"
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