プレイヤーをどん底に叩き落とす死にゲー『ダークソウル』の魅力
PlayStation3専用アクションRPG『ダークソウル』は、フロム・ソフトウェアが開発した世界的な人気を誇るビックタイトル。
独特な世界観を展開し、攻略難易度は高いにも関わらず、癖になる中毒性を持つその魅力とは。
特筆すべきは、徹底的なダークファンタジー色
『人間性を捧げよ』という物語のキーワードとなっている通り、作中には人間性というものがアイテムとして現れます。
ダークソウルの世界では、人間性を失った亡者と呼ばれる化け物が跋扈し、主人公に襲い掛かります。
しかし彼らもまた、主人公と同じくその世界を冒険した登場人物たちなのです。つまり主人公も人間性を失い、亡者となり理性を失いながらも世界を冒険する、おどろおどろしい物語なのです。
人間性というアイデンティティを無くした世界。そのダークファンタジーの世界観には、感動を覚えます。
時に理不尽な死を迎えることも……
人間性を失うということは、本能のままに、理性を失った秩序なき世界に身を置いているということ。
騙し、騙され、信用していたキャラクターから刃を向けられる。ということが往々にしてあります。
なにより、オンライン要素も面白く、プレイヤー自身も人間性を問われます。
世界中のプレイヤーの仲間となるもよし、手助けするもよし、敵対するもよし。その出会いも魅力の一つなのです。
猛烈に卑怯な手を使われて殺されたり、有益なアイテムをくれたり。一期一会の要素が強いですが、個性的なプレイヤーに出会うのも楽しみ方の一つです。
そこで問われるプレイスタイルこそが、プレイヤー自身の人間性なのです。
何度死んでも諦めない!
ダークソウルを知れば知るほど、身も心もその世界に奪われ、いつの間にかダークソウルから抜け出せなくなっています。
個性的なNPC、ユニークなオンライン要素、複雑怪奇な世界……一度プレイしてみると、どこまでもはまってしまうこと間違いないでしょう。
でも、人間性だけは失わないように注意して下さいね。