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フィギュアスケートを通じて世界にその名を知らしめている浅田舞、浅田真央姉妹。
小さい頃から仲良しでありながらも、ライバルとしてお互い切磋琢磨してきました。今回はそんな2人の間で築き上げられてきたエピソードを紹介していきます。
小さな頃から仲良しでヤンチャだった2人
年の差が2歳と近い事もあり、浅田舞・真央姉妹は小さな頃から大の仲良しであり、また喧嘩もたびたびしていました。
今の華麗な姿からは想像もつかないほど幼少時の真央は明るく元気があって、やんちゃな性格をしていました。
喧嘩になるといつも舞を圧倒し「いなくなっちゃえばいいのに」などの強気発言を連発していたのです。

一方で舞は、自分が欲しかった洋服でも母親から「真央にあげてもいい?」と聞かれ、笑顔で「いいよ」と答えるほど、妹思いの性格をしていました。「喧嘩をして、嫌いと思ったことはあったけど、いなくなっちゃえばいいと思ったことはない」という舞の言葉にそんな性格が垣間見えます。
フィギュアスケートを通じた浅田姉妹の関係の変化とは
それぞれ舞が7歳、真央が5歳の時にフィギュアスケートを仲良く始めましたが、切磋琢磨をしてお互いメキメキと腕を上達させていきます。国内、海外を問わず選手権で常に上位に顔を出す活躍を2人とも見せつけましたが、転機が訪れます。

それまでは常に舞が成績的に上位だったのが、2人が同時に出場した2004年の全日本選手権で舞が2位、そして真央が1位になり、初めて姉妹の順位が逆転してしまうのです。
この結果を受けて舞は悔しさを露わにします。「スケートをやめたい」と口にしてしまうほどのショックを受け、妹に対する嫉妬心が大きくなっていきました。
20歳の頃にはそれがピークに達し、髪を金色に染めてみたり、クラブ通いをするなど生活が荒れていってしまうのです。そんな様子は真央にも伝わり、お互いの関係がぎこちなくなっていきました。
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"確執を超えて再び姉妹愛をみせつける浅田姉妹"
"確執を超えて再び姉妹愛をみせつける浅田姉妹"
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