今年で活動15周年を迎えたヴィジュアル系バンド「the GazettE(ガゼット)」。
一昨年から昨年にかけて行われた結成13周年記念の「PROJECT:DARK AGE」では、ニューアルバム「DOGMA」の発売を皮切りに2枚のシングルリリースや海外ツアー含む6本のライブツアーの敢行、そして8年ぶりとなる代々木第一体育館でのワンマンライブを開催するなど精力的な活動を展開してきました。
出典:©GEKIROCK ENTERTAINMENT Inc. 激ロック 結成15周年を迎えるthe GazettE、来年3/10に国立代々木競技場第一体育館にて初期コンセプトである”大日本異端芸者”を掲げての記念ライヴ開催決定! より
そんな「PROJECT:DARK AGE」のGRAND FINALEとして行われた幕張メッセ国際展示場でのフリーライブ終演後、サプライズでthe GazettEの15周年記念ライブの開催を発表!
その名も「十五周年記念公演 大日本異端芸者『暴動区 愚鈍の桜』」
出典:© Natasha,Inc. ナタリー the GazettE「大日本異端芸者『暴動区 愚鈍の桜』」で聴きたい曲募集 記事画像 より
このライブタイトルに驚きを隠せないファンの方も多いのでは!?
「大日本異端芸者」はthe GazettEがかつてバンド名の前に名乗っていたキャッチフレーズで、当時と現在ではヴィジュアルイメージや音楽性に大きな変化が見られるため、この大日本異端芸者時代を恋しく思うファンも数知れず。
3月10日に行われる15周年記念ライブではそんな「大日本異端芸者」が復活するというだけに、当時を知るファン、最近好きになったファン両方から歓喜の声が!
今回はそんな来るべき3月10日のthe GazettE「十五周年記念公演 大日本異端芸者『暴動区 愚鈍の桜』」に向けて、ガゼットの”大日本異端芸者”時代の活動振り返りと周年ライブに向けて聴いておきたい異端時代の楽曲たちをご紹介していきたいと思います♪
そもそも「大日本異端芸者」って何なの?the GazettEの活動の歴史
まずはthe GazettEの「大日本異端芸者」時代の歴史を振り返ってみましょう。
ガゼットは2002年に流鬼、麗、れいた、葵、由寧の5人で結成されました。
当時はEternalという事務所に所属し、シングル「別れ道」と「鬼畜教師(32歳独身)の悩殺講座」の2枚をリリース。2003年1月にドラムの由寧が脱退し、後任で現在のドラムである戒が加入します。
その後所属事務所のEternalが解散することになり、現在の事務所であるPS COMPANYの所属に。
このあたりからバンド名「ガゼット」の前に”大日本異端芸者”のキャッチコピーが入るようになります。
ここからがいわゆる「異端時代」のはじまりです。
初期の歌謡テイストに加え、ヒップホップやニュー・メタル、ミクスチャーやハードロックなど、荒削りながらも様々な音楽性を取り入れながら新時代のV系サウンドを模索した彼らは、当時のV系シーンに一石を投じる存在に。
日比谷野外音楽堂や渋谷公会堂、東京国際フォーラムなど大規模会場でのワンマンライブを続々と成功させ、2006年に2ndフルアルバム「NIL」をリリース。
この作品からバンド名が現在の表記である「the GazettE」に変更され、異端時代は終わりを迎えます。
こうして見てみると、”大日本異端芸者”を掲げて活動を行っていたのはおよそ3年弱。
バンド15年の活動の歴史からすると短い期間ですが、この大日本異端芸者時代に彼らがシーンに与えた衝撃は計り知れないものがあります。
the GazettEに表記を変更してからもその勢いは留まるところを知らず、2010年には東京ドームでのワンマンライブを行うなど、the GazettEは名実ともにヴィジュアル系シーンのトップへと成長。
現在もその最前線を突き進んでいます!