これがBL!?読みやすさとスタイリッシュを合わせ持つキヅナツキ作品たち

2012年頃より商業BL漫画家として活動するキヅナツキ。別名義にて同人活動を行っていた時より人気が高く、その人気は商業BL漫画家としてデビューしたあとも変わらず。

キヅナツキ <出典:http://www.shinshokan.com/comic/information/232.html>

思わずジャケット買いしてしまいそうなほど鮮やかな表紙が印象的なキヅナツキ。彼女の漫画はどれも、「この漫画本当にBLなの?」と表紙だけでは疑わしいほどにスタイリッシュで手に取りやすく、BLは読んでみたいけど表紙とタイトルが手に取りづらいものばかり…というイメージを払拭。

今回は、男性でも気軽に買えてしまえそうなほどに美麗な作画が魅力のキヅナツキの作品を大特集!

群像劇が得意なキヅナツキの傑作オムニバス「リンクス」




2014年12月に発売された「リンク」をキーワードに描かれた4つの恋愛オムニバス漫画「リンクス」

「あの時繋ぎとめた言葉に、どれほど俺が救われたか」

①ラジオDJを仕事としながらも、実生活は人との会話が苦手な関屋と、そんな関屋にちょっかいをかけ続けるフレンドリーなカフェ店長新発田との恋

②ある事情からへこたれずに一心に愛し続けてくれる弥彦と、そんな彼に答えられずに永遠に叶わない恋を引きずる秋葉との恋

③猫を拾ったことから広がる、まったりと恋が発展する亀田と荻川の恋

④一見上手くいっているように見える佐渡と中条の恋人関係。しかし実はお互いが本当の気持ちを伝えられないまま関係が続いてしまっている二人の恋

4つのストーリーはもちろん、それぞれがどのようにリンクするのかも注目ポイント。
群像劇での心情描写を得意とするキヅナツキが描く、恋まであと一歩手が届かない歯がゆい登場人物たちはきっとあなたの心に引っかかるはず。



アツいバンドストーリーに込められた無意識の恋「ギヴン」





2013年よりChéri+にて連載中なのが「ギヴン」です。現在は単行本が2巻まで発売中。

「おまえの歌が、刺さってぬけない。」

幼い頃からギターを始め、現在もバンド活動を行っている男子高校生・上ノ山立夏は以前のようなギターを弾く楽しさを忘れかけていた。そんなある日、彼は学校で壊れたギターを抱えたまま眠る同級生・佐藤真冬と出会う。

彼の壊れたギターを直してあげたことがきっかけで喋るようになった二人だが、上ノ山はふいに真冬の歌声を聞いて衝撃を受け、真冬を自分のバンドへと誘いこむのだが…?

真冬が隠している過去ともに成長していく上ノ山と真冬の友情あるいは恋はなんとも見守ってあげたくなります。そして一方で並行して描かれるバンドシーンはとてもアツい!

上ノ山を囲むバンドメンバーなど、その他の登場人物も全員個性的で、上ノ山と真冬以外のキャラクターが好き!という人も多いよう。

ストーリー展開はバンドシーンがメインなのでBLっぽい描写はほとんどなく、しっかりとしたギャグシーンでメリハリもついているので男子も読みやすい一冊です。




真冬の歌声はどうなる!?リンクスとギヴンが待望のドラマCDに!


今回紹介した2つの漫画は既にドラマCD化されています。リンクスのCDキャストはこの通り。

キヅナツキ リンクス" <出典:http://dffg.info/?p=3741>

キャスト:新発田諒 : 村田太志
関屋真人 : 前野智昭
新津秋葉 : 野島裕史
燕弥彦 : 羽多野渉
亀田葵 : 古川慎
荻川佑成 : 花江夏樹
佐渡隆晃 : 新垣樽助
中条忍 : 斉藤壮馬
佐渡の兄 : 田丸篤志


原作の通り、4つのストーリーを丁寧に音に落とし、ドラマCDだけのオリジナルシーンも追加されているこちらは、豪華2枚組でCD化されています。

次にギヴンのCDキャストはこの通り。

キヅナツキ ギヴン <出典:https://twitter.com/sskz_gsr/status/660012601175224320>

キャスト:佐藤真冬:斉藤壮馬
上ノ山立夏:古川 慎
中山春樹:内匠靖明
梶 秋彦:日野 聡
上ノ山弥生:矢作紗友里
板谷:榎木淳弥
植木:八代 拓
笠井:本多真梨子
和果:大地 葉
柊:増田俊樹
玄純:濱野大輝

問題の真冬が歌うシーンですが、演出の関係で真冬役の斉藤壮馬さんが実際に歌うシーンなどはないようです。ドラマCDとなっても音声化できない真冬の歌声。この物語が進むきっかけとなった真冬の歌声は、ドラマCDや原作を読んだ人たちの想像にとどめておくのも面白いかもしれませんね。

どちらのドラマCDも豪華キャスト、さらに原作のイメージ通りという声が多数聞こえる2つの作品。
原作を読んだあとはこちらを聞いて作品の世界にさらに浸ってみるのもオススメです。



BLとは思えない作画と、少女漫画のような純粋さが持ち味


キヅナツキ ギヴン <出典:http://garoll.net/entry/316271>

「BLというより、映画を見ている感覚」「BL漫画を読んでいる意識があまりない」というのがリンクスやギヴンに見られるキヅナツキ作品の特徴です。

圧倒的なセンスのもとに描かれる洗練された作画もさることながら、ストーリー展開の運びも読む人の心を飽きさせません。

どんな登場人物の恋も、まるで少女漫画を読んでいるかのような純粋さと一撃の重さが根底に存在するので、BL漫画によくあるセクシーな描写が散りばめられてないと無理!という人が読んでも不思議とふいに見え隠れするストーリーの重さに引きこまれてしまいます。

本を手にとった瞬間から、絵もストーリーも何もかもがお洒落すぎるキヅナツキ作品たち。大人が落ち着いて読む新感覚BL漫画としてもオススメです。

コメントを投稿する

この記事にコメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。

この記事を見た人はこんな記事も見ています

アニメ・ゲーム・声優の最新記事

特集記事

気になるエンタメ情報を調べる!