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既存のPOPを破壊する「0.8秒と衝撃」

●「21世紀最大のロック事件」こと「0.8秒と衝撃。」そのプロフィール

「0.8秒と衝撃。」は「今世紀最大の自意識過剰二人組ユニット」というキャッチコピーをつけられている破天荒なロックバンドです。略称は「ハチゲキ」。メインメンバーは横山忠臣とJ.M.の二人組からなり、二人は「21世紀のモリッシー&マー」を自称しています。ちなみにモリッシー&マーは1980年代に活躍したロックバンド「ザ・スミス」構成メンバーのこと。

0.8秒と衝撃。 <出典:syooogeki.com>

「0.8秒と衝撃。」はロックを基調としていますが、そこにパンク・ヒップホップ・フォーク・ニューウェーヴ・レゲエ・ダブ・歌謡曲・フォークなどなどの多彩なジャンルを混ぜ込んだサウンドが他には見られない特徴となっています。そんな特有のサウンドに乗せられる歌詞もまた独特で、溢れる衝動を勢いに任せて叩きつけたような荒々しくも皮肉に満ちた詩がつむがれています。

2008年8月12日に新宿LOFTのステージにて「0.8秒と衝撃。」は結成されました。当時から彼らは目立つ存在だったようで、正式な音源の発売前でありながら、インディーズ音源試聴サイト「Audioleaf」では試聴ランキング2位、音楽配信サイト「mF247」ではダウンロード数ベスト3を獲得しています。

そのままの勢いで2008年にはデモテープを下北沢ハイラインレコーズで完売させ、2009年にはタワーレコード・ディスクユニオン限定1stシングル「POSTMAN JOHN」をリリースする運びとなりました。そして2011年5月にリリースした2ndアルバム「1暴2暴3暴4暴5暴6暴、東洋のテクノ。」はオリコンインディーズチャートで四位を獲得。

 

●メンバー

「0.8秒と衝撃。」のメインメンバーは前述したとおり、塔山忠臣とJ.M.の二名。ライヴの際には二名に加えて、ベースの野菜くん・ドラムの有島コレスケ・ギターのユータテレキャスター・ギター&シンセサイザーのクッキーがサポートメンバーとして参加します。しかし、あくまでもバンドの中核を成すのは塔山とJ.M.の二人となります。

0.8秒と衝撃。 <出典:www.liquidroom.net>

塔山忠臣は作詞作曲を一手に引き受け、ライヴではヴォーカルも担当。その衝動的かつ攻撃的な歌詞からもくみ取れる彼の荒々しさは音楽活動以外でも発露されており、ロックのポータルサイト「Skream!」では「アホボケカスは俺か?」という挑戦的なタイトルのコラムを連載しています。

J.M.は主にヴォーカルを担当する女性アーティスト。とある雑誌にてモデルの最終選考に残った経験をもつ、かわいらしいルックスが目を引きますが、もちろんヴォーカリストとしての力量も持ち合わせています。変則的な構成となる「0.8秒と衝撃」の楽曲を、色香のある歌声で歌いこなす様は見事。




 

●楽曲紹介、変則的な楽曲からつくられる新たなジャンル

「0.8秒と衝撃。」はレーベル""HAGATA""への移籍後、2015年8月に移籍後初のフルアルバム「破壊POP」をリリースしています。こちらには、タイトル通りに既存のポップスの常識を破壊するような、メロディアスでありながら先の読めないメロディを奏でる楽曲が10曲収録。全体的にはテクノの色が濃い構成です。

0.8秒と衝撃。 <出典:okmusic.jp>

PVが公開されている「虹色の言葉」は、横山とJ.M.が頻繁に交代しつつ歌い上げるノリの良いアップテンポのデュエットソング。しかしデュエットソングながらも歌詞の構造が捻られており、通常のデュエットソングならパートを交代するような箇所で交代せず、代わりに一文の途中でパートが入れ替わる変則的な構造となっています。

既存のジャンルを破壊し、新しいジャンルを作り上げていく新星ともいえる存在である「0.8秒と衝撃。」。その挑戦的なスタイルに最初はとっつきにくさを感じてしまうかもしれませんが、それさえ乗り越えてしまえば、そこには新しい音楽世界が広がっていますよ。


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