特に女性に大人気のブラウザゲーム・刀剣乱舞は、その絶大な人気ゆえに運営開始一周年を待たずして「トライアル公演」という聞きなれない形式でミュージカル化されました。
果たして本公演との違いはなんなのか。2016年の本公演が始まる前に、トライアル公演の内容についておさらいしておきましょう!
そもそもトライアル公演とは?
漫画やアニメがミュージカル化するというのは今や珍しいことではありませんし、それぞれの作品のファンがその公演を楽しんでいます。
このため、世の刀剣乱舞プレイヤーたちはミュージカル化の情報に対して驚喜したものですが、「トライアル公演」という聞きなれない言葉に戸惑った人も大勢いました。
と言うのも「トライアル」という言葉は試行やテストを意味しますので、言葉通りに受け止めれば本公演の前に事前テストを行うようなものです。
トライアル公演の翌年に本公演が上演されることが決まっていたので、一体どのような内容や仕上がりであるのか検討も付かなかったからです。更に次第に詳細な公演内容が明かされるにつれてその謎は膨らんでいきました。
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蓋を開けて見ればストーリーや世界観もばっちりだった!
そのような経緯を経たため、人によっては期待と不安も入り混じって始まった刀剣乱舞ミュージカル・トライアル公演ですが、蓋を開けてみればゲームの世界観や登場キャラクターたちをしっかりと反映し、ファンの心を鷲掴みにする出来上がりとなっていました。
その内容はなんとミュージカルとライブの二部構成と盛り沢山。まず第一部のミュージカルにおいては、ゲームの中でもおなじみである「室町時代の阿津賀志山(厚樫山)」での戦いへ赴く刀剣男子たちのストーリーです。
「歴史修正主義者」によって過去が改変されており、史実では既に死んでいるはずの源義経が生きている「もしも」の世界に到着した刀剣男子の部隊。その中には源義経の守り刀であった「今剣」と、義経の右腕であった武蔵坊弁慶の持つ薙刀「岩融」がいました。
かつての主人が生きている歴史をそのままにしたいと願う「今剣」に、歴史を守るのが今の自分たちの役目であると「岩融」が反論し、最終的には喧嘩に発展してしまいます。付喪神として心と体を持った彼らの葛藤や、仲間たちの絆がしっかりと描かれ、涙ぐむファンもいたほどの出来栄えとなっていました。
[next_heading title=演出もそうだけど噂の「ライブ」も凄かった!]