新監督ヴァイッド・ハリルホジッチになったことでサッカー日本代表はどうなるか?
2015年4月にサッカー日本代表の新監督にヴァイッド・ハリルホジッチが就任したことで、現在3連勝と良い流れになっています。このヴァイッド・ハリルホジッチを迎えたことでサッカー日本代表に旋風を巻き起こすきっかけとなっているのです。
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新しい門出のはずが激震の走ったサッカー日本代表
2014年ワールドカップにおいて2敗1引き分けという結果で1次リーグ敗退となり、2010年のワールドカップの結果から大きく後退することになった日本代表。次の新監督にメキシコ出身のアギーレ監督を迎えて新体制で臨んだのですが、監督就任直後にその前の所属チームであるスペインチームに便宜を図って勝利をもらうという八百長疑惑が浮上してしまいました。当然ながらその監督のもとでサッカーが安定して出来るはずも無く、2015年のアジアカップでは進退をかけて決勝トーナメントに行きましたが従来のサッカー展開を読まれてしまい、あえなく敗退が決定しました。そして監督もまた退任することとなったのです。
激震の走る日本代表の新監督に選ばれたのがヴァイッド・ハリルホジッチ
前任の監督の失敗において、日本サッカー協会は次の監督を慎重に選ぶという必要性が出たのですが、各国で新シーズンが始まっている事に加えて日本代表の監督を任されることは光栄でも返答時間が無いために辞退する監督候補がたくさんいる結果になりました。しかしここである方が手助けをしてくれます。それは同じく2004年の敗退後に就任したボスニアヘルチェゴビナ出身のオシム監督です。彼の紹介によって同じ出身で優秀な監督を招聘することに成功したのです。その監督がヴァイッド・ハリルホジッチであり、ブラジルワールドカップにおいてアルジェリアを初の決勝トーナメントに導くと共に、今大会の優勝国であるドイツにあと一歩まで追いつめたチームを完成させたほどです。
サッカー日本代表新監督ヴァイッド・ハリルホジッチの戦術
ヴァイッド・ハリルホジッチが日本代表の新監督として就任してから、初めて行われた試合の成績が3戦3勝と良いスタートを切ることに成功しました。これまでの日本代表はボールを保持して人数を増やし攻撃をするスタイルが一般だったのですが、しかし人数を増やす攻撃が失敗するとカウンターで失点するリスクを上げてしまうデメリットがありました。そこでヴァイッド・ハリルホジッチは後ろを守った後、即座に前線に出して攻撃するショートパスカウンタースタイルを取り入れることで、これまでの攻撃リスクを極力軽減し、その結果勝利を収めることができたのです。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のもとで新体制を迎えた日本代表ですが、本来この監督を招聘できたことは奇跡に近いです。もちろんサッカー自体の質を上げることも重要ですが、前回までの反省を込めて今後の動向を見守る必要があるでしょう。