ボーカル・志村亡き後もフジファブリックを支える・・・「若者のすべて」 – トレタメ

ボーカル・志村亡き後もフジファブリックを支える・・・「若者のすべて」

2014年にメジャーデビュー10周年を迎えたロックバンド、フジファブリック。

現在のメンバーは山内総一郎(Vo.Gt)、金澤ダイスケ(Key.Cho)、加藤慎一(Ba.Cho)です。しかし、かつてボーカルを担当し、2009年に逝去した志村正彦が残した名曲「若者のすべて」を抜きに彼らの音楽は語れません。

富士吉田市に響いた「夕方5時のチャイム」

フジファブリック

フジファブリックは、通算10枚目のシングルとして2007年に「若者のすべて」をリリースしました。金澤のピアノから始まる美しいメロディーラインはもちろん、この曲が人気を博した理由は、故志村氏の歌詞にもありました。

ここが好きというファンも多いそのうちの一節、「夕方5時のチャイムがなんだか胸に響いて 「運命」なんて便利なものでぼんやりさせて」から、2012年には、呼びかけにより地元である山梨県富士吉田市の夕方五時のチャイムが「若者のすべて」に変更されました。(※期間限定)

このように、ファンの中では特別な曲として認知されていますが、それ以外の層からの認知度が高まった理由もあります。

月9ドラマ挿入歌に決定、知名度アップ

サマーヌード

2013年に放送された月9ドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)挿入歌として中高生の耳に入ったことも、「若者のすべて」を有名にした理由の一つと言えるでしょう。主演の山下智久と長澤まさみが歌詞の解釈を巡って意見を出し合うシーンはストーリーの重要シーンでもありました。

この楽曲のメディア露出によって、iTunesのダウンロードランキングでは圏外から急に30位内へアップしました。彼が生前残した楽曲が、現在のフジファブリックを知ってもらうことに貢献したわかりやすい例でもあります。

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