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トップ娘役・伶美うららに期待したいもの
当面はトップ娘役不在という状態の宙組ですが、次のステージとして伶美うららさんがトップ娘役に就任する可能性は十分にあります。もし、トップ娘役・伶美うららが実現したら、あなたはどのような作品が見たいですか?

宙組公演『王家に捧ぐ歌』前夜祭 >
朝夏まなとさん・伶美うららさんは、作品によってさまざまな関係性を作り上げられる、”玉虫色”のコンビになりそう。
伶美うららさんは、可憐・純真なヒロインや、凛とした貴族の令嬢もお似合いですから、時代物・コスチューム物の作品が似合いそうですね。「SANCTUARY」など、”強いヒロイン”の印象が強いので、「うたかたの恋」のような”ザ・宝塚の王道作品”を見てみたいです。
また、「ヴァンパイア・サクセション」で”派遣の死神”といったエキセントリックな役どころを魅力的に演じていたキャラ造形力の高さから、「めぐり会いは再び」のようなキャラクターの立った作品も似合いそうです。
伶美うららさんの大人っぽさを活かして、年上の女性×若く、不安定な青年の恋を描いたラブロマンスも素敵ですね。「赤と黒」のような作品も、このコンビなら成立させてくれそう。儚さだけでなく、生命力の強さを感じる美しさですから、「激情」のカルメンのような役どころも素敵かも!
伶美うららさんというヒロインは、きっと宙組の作品の幅を広げてくれるはず。ファンとしては、実現する日を心待ちにするのみです。
宙組娘役の筆頭として、伶美うららの輝きはこれからも増し続ける
宝塚において、トップ娘役になるのは常にヒロインを演じるということ。もちろん、トップ娘役・伶美うららの活躍を見たい!というのがファンとしての本音ではあります。しかし、あえてトップ娘役という立場ではないからこそ、さまざまな役どころの伶美うららさんが見られるということは間違いないのです。
情感のこもったお芝居、圧倒的な華、娘役としての寄り添い方。歌唱力にまだまだ伸びしろがあるとは言え、”トップ娘役”にふさわしい実力もキャリアもある娘役の1人です。
2017年、彼女はさらなる飛躍を遂げるでしょう。
著者:海野りんご
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