デュラララ!! 編
出典:youtube ©アニプレックス
「デュラララ!!×2」PV01 より
共演作品
…2010年「デュラララ!!(一期)」、2015年「デュラララ!!×2」など
二人の息ぴったりな掛け合いが多く見られるのは、何と言っても「戦争コンビ」の愛称で親しまれる折原臨也と平和島静雄。
神谷さん&小野さんといえば、この作品のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。
▷▶「小野さん、初めての経験」
アニメ一期のアフレコについて聞かれ、
神谷「我々出演者も非常に楽しみながらやってるよね」
小野「ほんとに。この番組楽しすぎ。」
と話した二人。
神谷「毎回毎回台本もらうの楽しみだし。で、アフレコやってても楽しいんだけれども、さらにそれが完成して、オンエアで観たときに、さらに『あー、そっか、こういう風になったんだ』っていう楽しみが僕らの中にもあって。その制作過程を我々は観られるわけじゃない」
小野「まあそうですね」
神谷「だから一粒で二度も三度も四度も美味しいみたいなことになってるもんね。だから変な話、我々が1番楽しんでるのかもしんないね」
小野「オンエア観て楽しいっすもんね。オンエアチェックっていうのが、自分の演技の確認だったりとか、もう一回思い出すっていう意味合いで観たりするじゃないですか。でもデュラララは、もう一回観たら新しい発見がある。これがすごい!」
神谷「ほんとそう」
小野「僕初めてかも、こんな経験」
神谷「まあまず原作読んで楽しんで、でアニメーション関わって台本読んで楽しんで、リハーサルビデオ貰ってビデオ見て楽しんで、現場行ってみんなのみて楽しんで、でオンエア観てさらに楽しんじゃったりとか我々してるから。本当にね…すごく充実した感じですね、この作品に関してはね」
アニメからも、当時のアフレコ現場の楽しさが伝わって来ます。
▷▶「折原臨也の演技は好き勝手やっていた」
アニメ一期から年月が経ち、ついに二期開始が発表。
一期をやっていた当時は、静雄独特のドスの利いた低音を出すにあたって色んな人に喉の心配をされたという小野さん。
しかし、進撃の巨人のエルヴィンなど様々な役をこなし低音も馴染むように。「今だったら、なんかまた違うものが出せそう!早くやりたい!今改めてデュラに触れたい!」とやる気満々な様子で語ります。
そんな中、当時の自分の演技を振り返った神谷さん。
神谷「過去に自分がやった感じのテンションを一応覚えてはいるけれども、まあ楽器としての性能が微妙に変わってるじゃない、当時と今とさ。当然前とはちょっと違うものになる可能性もあるわけですよ。もちろんね、以前やったものっていうのを踏襲してやるつもりではいるので…まあなんとも言えないですけど、やってみない限りは」
小野「そう!だからやりたいっていうのはありますね。今やったらどうなるねんていうね」
神谷「そうだよね、(臨也に関しては)相当僕好き勝手やってましたから」
小野「やってたね」
神谷「距離感とかも勝手にえらい変えて、ものすごく重要なセリフを囁いてみたりとか、どうでもいいセリフを張ってみたりとか、本来のセオリーからだいぶ外れたことを僕はあの役でやっているので、おんなじことをやれと言われてもたぶんかなり難しいとは思うんだけど」
小野「僕もそうなんですけど、あの作品ってみんなそういうことを何か、何かしら引っかかるようなことをしてたんですよ」
神谷「みんなやってた。だから負けたくないと思って、自分なりに引き出しをギャンギャンに開けて(笑)」
小野「引き出しをギャンギャンに開けるって(笑)」
神谷「自分のキャラクターを120%魅力的に見せようっていう努力をみんなしてたので、負けじと技を磨いて、結果本番のテイクでああいうふうになってるんですけど。」
折原臨也という強烈なキャラクターを演じるにあたって、神谷さんも試行錯誤を重ねていた様子がわかりますよね。
▷▶「台本落書き事件!!×承」
アニメ一期の第一話の小野さんの台本をボールペンで落書きし、「デュラララ!!」から「ヂョタタヲ!!」に変えてしまったという神谷さん。
他にも、まだ一話目の収録なのに「お疲れ様でした」と落書きし、小野さんにいたずらしていたようです。
これには小野さんも
小野「もうほんとやめろよな!終わってね~から。俺の出番終わってね~から」
とツッコミ。しかし、当の本人である神谷さんは「お疲れ様でした」と書いたイタズラは覚えていなかったようです。
そして月日が流れ、アニメ二期の収録が開始。
二期の一話の小野さんの台本もどうやら落書きがされていたようで…
小野「僕が、トイレから帰ってきたら、一話目の台本の表紙に『デュあなる!!』って書いてあった」
小野「ええ~!!!と思って。デュの後が、ひらがなの『あ』になってたんですよ。カタカナの『ラ』だったのに。承じゃねえよ、承れねえよ全然よおつって(笑)誰だ!!」
神谷「あのー、いや誰かわかんないすけど」
小野「未だに誰かわかんない犯人が」
神谷「いやすごいね、あのカタカナの『デュラララ』っていうのを、その単語をひらがなに書き換えるっていうのはすげーセンスだと思うよ。」
小野「もーじゃあもー、いいよ、とっとくよもう!とっとくずっととっとくよ!」
神谷「もう門外不出ですけどねあの台本(笑)」
神谷「まあでも前回と違って今回優しいなと思ったのは、シャーペンで書いたんで大丈夫です、消えます」
小野「あー消せます消せます」
神谷「前回はガッツリボールペンでやってたんですけど、今回は消せますんで。小野さん大丈夫です」
小野「(犯人)お前だろ!!!!!」
何年経っても、収録スタジオの雰囲気はあの頃のままのようですね。
[next_heading title=「興味ない」わけない!ライバルであり仲間でもある二人]