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聖剣って?アニメで注目したい「戦闘シーン」
この作品で重要なアイテムとなるのが、「聖剣」(=遺跡兵装)。妖精兵たちはかつて人間が生み出した聖剣を使って獣と戦います。

聖剣は、水晶片を核に、護符(タリスマン)を呪力線で束ねて作られています。
一つ一つの護符は「猫の鳴きまねがうまくなる」「熱いものを飲んでも舌をやけどしない」など、戦闘とは関係のないヘンテコな能力を宿したものばかり。
しかしそれらが組み合わせられることによって、「治癒機能」や「限定的な不死」などの特殊な能力を持った聖剣が生み出されます。
また、聖剣は触れた相手の力を利用するという性質を持っているので、敵が強ければ強いほど聖剣の力は増大します。
その性質があったからこそ、かつて人間は強敵を相手に戦うことができていたのです。

原作の小説版では、聖剣にまつわる知識や仕組みなどが詳細に説明されています。
武器の能力など、細かな設定に関心がある人にとっては、読んでいてとても熱くなれることでしょう。
しかしその一方で、聖剣を実際に使う段階、つまり「戦闘シーン」となると、小説版ではあまり詳しく描かれていません。
原作では登場人物の心理描写に重点が置かれ、戦闘シーンはほどよく省略されていました。
作者が「戦い」それ自体よりも、「戦いに至るまでの葛藤」を重要視していたのかもしれません。
ただ、アニメではどうしても見た目や動きなどのビジュアルも大切な要素ですし、やはり迫力ある戦闘シーンを期待してしまいますよね。
小説ではあまり描かれなかったぶん、「聖剣での戦いぶり」をアニメ版では注目したいところです。

では続いて、「すかすか」の深いテーマについて考えてみます!
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"テーマは「私って何だろう?」"
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