AKB48総選挙という夢と現実の舞台で少女たちはどんな足跡を残したのか
2009年より年1回行われるようになった、シングル曲のセンター並びに選抜を決めるために一般ファンから投票をつのり順位を決めるAKB48総選挙。
いつしか国民的行事とまで呼ばれるようになった一大イベントで少女たちは何を感じ、ファンに対してどんな足跡を残したのか、裏話とともに簡単に振り返っていきたいと思います。
第1回から第4回まで~ライバルの激しいセンター争い
AKB48総選挙開始当初は、投票総数上位30人もしくは40人から発表される比較的小規模なものでした。そんな中、1回から4回までは「絶対的エース」と呼ばれた1期生の前田敦子と、激しいライバル関係だった2期生の大島優子が交互に1位=センターを取り合うという図式でした。
AKB48創設当初は、総選挙の結果からも分かるように、この2人のうちどちらが真のセンターにふさわしいのか、ファンの間でも激論が交わされるほどの「2強時代」といっても過言ではなかったでしょう。
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第5回AKB48総選挙で起こった革命~指原莉乃の台頭
第3回まではAKB48関連番組の1コーナーとして取り上げられていた総選挙も、第4回からは特番の形で独立した番組へと昇格し、視聴者の関心も一気に高まりました。前田敦子が卒業し「次代エースは誰なのか」、混沌とした状況の中、第5回で1位を獲得したのは、ライバルだった大島優子ではなく指原莉乃。
正統派と呼ばれた前田、大島が交互にエースの座を取り合っていた過去の総選挙とは違い、バラエティ色の強い彼女が選ばれたことはこれまでの総選挙のエンディングとしてはかなり異彩を放ったものとなりました。その様子は2位に甘んじた大島をして「私を超えてほしい人は、1位の人とはちょっと違った」「私の壁を越えたというよりは、スルっと抜けていった」という爆笑スピーチを誘うものでした。
以降、第6回は次代エースと呼び声の高かった渡辺麻友が1位、今年の第7回は指原莉乃が1位に返り咲きと、現状この2人が1位争いのキーマンとなっています。来年以降もこの2人の時代か、それとも新しい力が台頭するのか、興味は尽きないものとなっています。
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