11月にワンマンツアー決定!米津玄師の軌跡を辿る


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変わらなければ、自分と向き合い気づく"アンビリーバーズ"

今まで聴いたことのない音楽を作ろうというようなやり方と、普遍的な言葉やメロディーを探して誰にでも好まれるような音楽を作るやり方が、いわば半分半分だった「YANKEE」を経て、今度は今までの自分を取っ払ったもっと"普遍的でみんなが知っていることだけでつくる音楽をしようと制作されたのが3rdアルバム「Bremen」でした。

出典:©Kenshi Yonezu/REISSUE RECORDS inc.
米津玄師 MV「アンビリーバーズ」(Youtube)より


シングル曲としても発売された「アンビリーバーズ」はギターを使用しない曲になっていますが、「サンタマリア」以降感じていた"変わらなければならない"という考えをもって作られた1曲です。打ち込みだけで作られキラキラしている音の中に希望が感じられながらもその裏側も表現している"否定による肯定"がテーマになっています。アンビリーバーとは、何かを信じない者だと米津玄師は語っていますが、それはそのままでは何かを信じないけれど、それ以外のものを否定することでその何かを信じざるを得ないようにするというような、面倒だけどそんなやり方でしか生きていけない自分の本質的な部分をさらけ出した曲だそうです。

もともと個人主義だった米津玄師が、自分と同じような人にも手を差し伸べられるような楽曲を作りたいと一歩踏み出した気持ちが溢れている「Bremen」。これはブレーメンの音楽隊からインスピレーションを受けたそうです。誰かのために音楽を作りたいと思い、自分の身近にいる人間を肯定したいと思ったことでうまれたこの一枚には、理想郷にたどり着かなくてもその中で自分に折り合いをつけながら、色んな人と相互作用しあい、些細な幸せを見つけて生きていくことも大事なんだというメッセージが込められています。


聴く人を導ける音楽を

米津玄師 アルバム

ここまで米津玄師がリリースしてきたアルバムや楽曲を通して、彼の軌跡を辿ってきましたがいかがでしたか?
ニコニコ動画から一歩踏み出し、そのなかでもがきながらも音楽を制作してきた米津玄師の楽曲たちには、その時々の気持ちが素直にあらわれています。

自身を悲観的な性格で孤独な人間という彼は、自分と同じような人も前を向いて生きていく必要があるんだと伝え、自分がその先頭に立ち、導いていくようなことをやるべきなのではないかと思うようになったと語っています。自分に共感してくれる人の気分や意思を、そんな自分だからこそ代弁できると楽曲を制作する中で感じているそうです。

これからも聴く人に寄り添いながら、希望へと導いてくれるような音楽を米津玄師は届けてくれることでしょう。

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