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第17位 半分こ


第16話 半分こ
キャスト: 柏原芳恵/香坂みゆき
放送日: 1990.7.12
原作・脚本: 村上修


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
主婦の北沢英子(柏原芳恵)は、ある日スーパーに寄って大好きなスイカを買おうか悩んでいた。

夫の道夫(富士原恭平)が出張中なので、1つ購入しても到底食べきれる大きさではない。

すると、山岸緑(香坂みゆき)と名乗る女性に

「それを半分ずつ割り勘で買いませんか?」

と声をかけられる。

緑も一人暮らしでなかなかスイカを変えずにいたので、快く割り勘にしてはんぶんこにした。

以後、仲良くなった2人は様々なものを分け合うようになる。

そんなある日、夫の道夫が出張から帰ってくるはずが、急用で帰れなくなったと連絡がきたため、緑を呼ぼうと電話をかけた。

その時、後ろで聞き覚えのある声がしたため、英子は道夫と緑が不倫関係にあるのではとの疑いを持ち始め、緑に問うた。

「わかったでしょ?誰だか」

と不敵な笑みを浮かべる緑。

翌日、宅配便で大きな箱が送られてきた。

「やっぱり道夫さん、私と貴方で半分こにしましょ?」

箱の底には不気味に血が滴っていた。

【感想】
THE・怖い話という感じで、見ていて本当に鳥肌が立ちました。
なんでもはんぶんこにしたがる女の不気味で目的のわからない気持ち悪さもあります。

第16位 箱


第500話 箱
キャスト: 竹内結子
放送日: 25周年記念 秋の2週連続SP 映画監督編


※詳しいあらすじは調べてみてください...

第15位 恐怖の手触り


第1話 恐怖の手触り
キャスト: 中山美穂/ジョニー大倉
放送日: 1990.4.19
原作・脚本: 土屋斗紀雄


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
物に触れると人の過去を読めるという能力を持つOL・里美(中山美穂)。

ある日、車道を走行中に車が故障し立往生してしまった。

そこにたまたま通りかかった車に助けを求めると、中には男がひとり乗っていた。

里美が男の持っているペンダントに触れると、女性が何者かに首を絞められている様子が見え、里美は男が殺人犯だと確信する。

連続婦女暴行事件の犯人はまだ捕まっていない、そいつに違いないと思った里美はなんとか逃げ出し、即座に別の車をヒッチハイクする。

安堵感でいっぱいの里美だが、またも殺人犯に追われる女性の映像が見え、今度はその犯人の顔も映った。

その犯人の顔は、何と今乗っている車の運転手だったのだ。

【感想】
世にも奇妙な物語記念すべき第一話の話。
よくあるような話ではありますが、この緊張感と恐怖はかなり印象に残ります。

第14位 悪魔のゲームソフト


第14話 悪魔のゲームソフト
キャスト: 高山良/長谷川歩
放送日: 1990.6.28
原作・脚本: 深谷仁一


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
テツオ(高山良)はゲームが大好きな少年。

テツオの小学校では、現在担任のよし子先生が行方不明になっていた。

そんな時、ゲーマーのテツオの元にファミコンゲーム「ドラゴンデスターIII」をやらせてくれと友人が頼み込んでくる。

しかし、道中で三人の不良高校生に絡まれ、ファミコンカセットを奪われてしまう。

テツオと友人は、パソコンの前に座り、テツオが改造したというゲームをやることになった。

テツオは自分たちを襲った不良の一人が落とした生徒手帳の写真をスキャナにかける。

すると、その不良は洞窟経てレポートし、ドラゴンに追いかけられた後死亡する。

テツオいわく、このゲームは一度死んでしまったらリセットできないのだという。

テツオは、両親や担任のよし子先生、犬、不良も同じようにゲームの中で殺したと言った。

恐ろしくなった友人は警察に電話をするも相手にされず、その間にテツオは友人の写真をスキャンしてしまう。

そして、テツオの邪魔をする者は一切テツオにゲームで殺されてしまったのである。

【感想】
テツオの無垢な猟奇性が何となく恐ろしかった。
ゲームにここまでの力があったら、何の悪気もなくこのようなことをしてしまう子供がいるかも知れない。


第13位 23分間の奇跡


第233話 23分間の奇跡
キャスト: 賀来千賀子
放送日: 1991年 冬の特別編


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
舞台は小学校で、教室には子どもたちが集まっていた。

その教室に新任の若い女性教師が朝9時に現れる。

最初こそ新任の女性教師に不信感を抱いていた生徒たちだが、歌やゲームを通じて次第に警戒心を解いていき、あっという間に打ち解けた。

そんな中、話が「国旗への忠誠の誓い」という話題に及んだ時、女性教師は子供たちが「忠誠」という言葉の意味を理解していないことを指摘。

さらに女性教師は、愛国心に国旗は不要であることを子供たちに教え、国旗をはさみで切り刻んで子供たちに配り、旗竿だけとなった国旗を子供たちに学校の窓から投げ捨てさせた。

この僅かな時間に、女性教師はあっという間に子どもたちの心に「忠誠」とは何かを植え付けたのだ。

女性教師は、その後も次々と「間違った考えとはなにか」「神に祈ること」などの核心を子どもたちに諭し続け…。

現場は「先生の言うことは全て正しい」と受け入れる空気感になり、女性教師は自分の教育上の思想が子どもたちに受け入れられたと時計に目をやった。わずか23分の出来事である。

【感想】
一見すると、何が怖いのかよく分からないような…と思う方も多いことでしょう。
ただ、わずか23分間で暴力も脅迫もなく洗脳されてしまう人間の脆さ…ここの異様な空気感が本当に不気味極まりないのです。

第12位 迷路


第373話 迷路
キャスト: 谷原章介
放送日: 2003年 秋の特別編


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
主人公(谷原章介)は、閉鎖されたテーマパークに存在する巨大迷路の取材で男2人女1人でその場を訪れた。

迷宮に見える巨大迷路だが、主人公はギリシャ神話に出てくる「アリアドネの糸(出口から糸を張り巡らせてくこと)」を使い迷路を進んでいく。

しかし、あろうことか出口を示していた糸はいつの間にか切れ、3人は完全に迷路の中に迷い込んでしまう。

そうしているうちに、道の途中でボロボロの格好をした人々に出会う。

彼らの話しによれば、このテーマパークがオープンした際一番最初に出口にたどり着けた者に金塊が与えられるというイベントが行われていたそう。

しかし、迷路に入った者は全員行方不明となり、当時イベントに参加していた人々はまだ迷路の中に迷い込んだままという話だ。

その当時の参加者という眼の前のボロボロの男は、金塊をめぐって殺し合いが起こったと話し…。

【感想】
オチはただひたすらに谷原章介さんがかっこいいのですが、途中の閉塞された空間での恐怖は言葉では表すことができません。
迷路はもちろん閉所恐怖症の方はより一層恐怖を感じそうです。

第11位 急患


第223話 急患
キャスト: 近藤真彦/佐野史郎
放送日: 1991年 春の特別編


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
とある病院に運ばれてきた急患の患者は様子がおかしいらしく、医師の医者七沢(演・近藤正彦)は看護婦に声をかけられた。

確認すると、運ばれてきた急患の内臓は溶け緑色の液体が体内から染み出している。

変形を続けた急患はついに心停止するのだが…。

心停止した急患の死体はいつの間にか忽然と姿を消しており、傍にいいた看護婦の耳からも緑色の液体が。

【感想】
映画『感染』の元になったと言われるお話です。
この緑色に支配されていく様が怖い…というか、いつから支配されていたかも曖昧で不安な気持ちになりました。

第10位 墓友


第479話 墓友
キャスト: 渡辺えり/真野響子
放送日: 2014年 春の特別編


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
主人公の軽部千代美(渡辺えり)は、生きているうちにと共同墓を購入し、そこでたまたま千代美が購入した共同墓の隣を購入した伊能夕子(真野響子)をバス停まで傘に入れたことから「墓友」になる。

ある日、千代美の仕事中に夕子が訪れ

「傘に入れてくれたお礼です」

と、コロッケを持参したことから話は弾み、伊能がバツイチで、一人娘も嫁ぎ今は白金に独り暮らしをしていることが判明した。

それからというもの、夕子は何かにつけて千代美の周辺に現れ、お揃いのコートやマフラーを身に着けたり、偶然にしては出来すぎて出先で遭遇した。

その後も不審に思う出来事が続き、次第に夕子のことが怖くなった千代美は夕子にもらったお揃いのマフラーを同僚にあげてしまう。

そして、夕子のマンションに向かうとそこは古びたアパートで、未婚で娘はおらず天涯孤独という事実を知る。

その時、マフラーをあげた同僚の不慮の事故を知った千代美は恐怖から共同墓を解約することにした。

しかし、夕子は解約を阻止するため執拗に千代美を追い回す。

今まで友だちができたことがなかった夕子は千代美に一緒に死のうと持ちかけるがもちろん拒否。

すると、夕子はあろうことか自害してしまう。驚いて駆け寄る千代美を道連れに、夕子は崖から飛び降り、最終的に…。

【感想】
普通にありそうな話で、それが身近に恐怖を感じさせます。
個人的には夕子の素性を知ったときが一番ゾワゾワしました。

第9位 ロッカー


第4話 ロッカー
キャスト: 織田裕二/段田安則/菅田俊
放送日: 1990.5.3
原作・脚本: 橋本以蔵・土屋斗紀雄


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
深夜の研究室に忍び込んだ産業スパイの悟(織田裕二)。

目的は、研究室にある書類を盗み出すことで、目当ての書類をコピーしているときだった。

ラボに研究員の1人「佐口」が入ってきたのだ。

すぐに悟に気がついた研究員の佐口は、力づくで書類を奪い返そうと悟に襲いかかった。

もみ合っているうちに、悟は近くにあった灰皿を手に取ると佐口を殴り殺してしまう。

悟は慌てて外に逃げようとしたが、灰皿の割れた大きな音で警備員の足音が近づいてきたので、とっさに空いたロッカーの中に身を潜めてやり過ごすことにした。

死体を発見した警備員は、警察に連絡するためその場を離れ、現場には佐口の死体と悟2人きりに。

さて逃げようとロッカーの扉に手をかけた悟は、その扉がびくとも動かず出られないことに気がつく。

そしてそのままそこで夜を明かすことになった悟は、現場検証が始まった明るいロッカーの中で身を潜めながら、ふとロッカーの持ち主が殺してしまった佐口本人のものであることに気がついた。

いよいよロッカーから出れず困ったことになった悟をよそに、現場にあったロッカーは廃棄処分が決定してしまう。

現場から持ち出され、中に悟が入ったまま廃棄場に運ばれたロッカーは大きな音とともに潰され…

そこでそれが夢であることに気がつく悟だが、たった今見た悪夢はすぐに現実になるのだった。

助けて!という叫び声も虚しく、ロッカーの潰れる鈍い音。

【感想】
余談ですが、とにかく佐口の顔写真が怖くてトラウマになるので要注意です。
死人の怨念みたいなものを感じて恐怖しました。

第8位 懲役30日


第318話 懲役30日
キャスト: 三上博史
放送日: 1998年 秋の特別編


【あらすじ】 ※ネタバレ注意
数々の犯罪を繰り返した極悪人の男(三上博史)は、女とのドライブ中についに逮捕される。

しかし、男に下された裁判の判決はたったの懲役30日。

楽勝だと喜んだ男だったが、刑務所につくとかなり手厳しい刑務官にひどい仕打ちを受け、突然怪しい薬を投与される。

これもたった30日我慢すればと耐え忍ぶ男だったが、猛暑の中水も与えられず一日屋上に立たされるなどで瀕死状態。

壁に線を引き30日を数えた男は、ついに30日をやりきった。

開放されると思った男だったが、刑務官はそんな男に電気椅子で死刑を執行する。

ふと目を覚ますと、男はまだ怪しい薬を投与されたベッドの上にいた。

時間にして5分、その間に30日分の苦痛を味わって死まで体験してしまった。

そう、その薬は30日分の地獄を味わうことになる幻覚剤だったのだ。

【感想】
犯罪者ではないのですが、なぜか男に感情移入しますね。
ぬか喜びのシーンが多いので、天国から地獄に突き落とされる絶望感や酷さがダイレクトに伝わってきて胸糞悪い怖さがあります。


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