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宝塚を卒業した生徒は、その後どのような人生を歩むのでしょうか。
舞台女優として活躍する人、引退して普通の仕事や家庭を持つ人、夢を追いかける人…などさまざまですが、今回ご紹介するのはその中でも「バラエティタレント」として歩み始めた一人です。
それは、元月組の娘役・ゆかりの小雪さん。将来有望とされていた娘役さんですが、突然の退団からのバラエティ進出で多くのファンを驚かせました。
また、インパクトあるキャラクターで、一般の人にも衝撃を与えています。
今回は、ゆかりの小雪さんの宝塚時代の活躍を振り返りながら、現在の活動についてまとめてみました。
ゆかりの小雪、宝塚時代の活躍を振り返る
宝塚のイメージを覆すような、天真爛漫なキャラクターで注目を集めたゆかりの小雪さん。果たして、どのようなタカラジェンヌ人生を送ってきたのでしょうか。そのプロフィールを、簡単に振り返っていきたいと思います。

紫乃小雪さんは、2012年に初舞台を踏んだ98期生。
その後は、月組に配属されます。月組は「芝居の月組」とも呼ばれる組で、紫乃小雪さんは丁寧なお芝居の技術を向上させていくことになります。
その愛らしさと舞台上での華やかさで目を引く存在で、トップ娘役・愛希れいかさんと共にCS番組に出演したこともあって、早くからファンにも注目されていました。
そして、2015年に転機が訪れます。日本初演となったミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」で、初の大役・シャルロットに抜擢されたのです。続くバウ公演「A-EN ARTHUR VERSION」では、バウホール初ヒロインを射止めます。
まだまだ荒削りなところもありましたが、大役に真摯に向き合う姿に心打たれ、これから素敵な娘役さんになっていくに違いない!と確信したファンも多いのでは。「A-EN ARTHUR VERSION」では、最初のネガティブキャラから成長していく過程が美しく、かずかずの胸キュンシーンも見事に演じていました。
2016年には、「NOBUNAGA<信長>-下天の夢-」にて新人公演初ヒロイン。これまでのイメージを覆し、強く戦う女性を、かっこよく演じました。短期間でたくさんの大舞台を経験したこともあり、歌も演技も大きく成長していたのが印象的です。
新人公演ヒロイン・バウヒロインを経験し、これからの活躍が期待されていた2017年。「All for One~ダルタニアンと太陽王~」東京公演千秋楽をもって卒業することが発表されました。まさにこれからが期待される存在だったので、この発表に驚いた人は多いはず。
タカラジェンヌ人生としてはわずか5年の期間ですが、その中でも、ゆかりの小雪さんはこれだけたくさんの大役を担ってきたのです。
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"異例のバラエティタレント転身!その理由は?"
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