最近SNSを中心に名前を見るようになった眉村ちあき。テレビ東京ほかにて土曜深夜1時45分から放送中のバライティー番組「ゴッドタン」に出演し、おぎやはぎの矢作から「ゲロ」というお題で即興ソングを披露し話題になりました。、そして無理難題にも動じない姿がトイズファクトリーの目に止まり、そのまま2018年にトイズファクトリーと契約。2019年5月にはメジャー1stアルバムを発売し、同年6月には新木場STUDIO COASTにてワンマンラブを行うなどその勢いはとどまるところを知りません。テレビから彼女の活躍を知った人は「即興ソングが得意な弾き語りの人」と認識しているかもしれませんが、眉村ちあきの「凄さ」はその音楽性の幅の広さです。今回はそんな眉村ちあきの楽曲の幅の広さが伺えるおすすめ楽曲を紹介したいと思います。
大丈夫
この曲はゴッドタン内の企画で、ゲストのお悩みに眉村ちあきが即興ソングで答えていく「スナック眉村ちあき」で生まれた曲です。
人からダメ出しばかりされて落ち込むというフルーツポンチ村上に「少なくとも私は楽しかった」と背中を押す一曲です。
テレビの企画での曲でしたがMVも撮影され、メジャーデビューアルバムにも収録されました。MVはASIAN KUNG-FU GENERATION 、UVERworld などのMVも手がけた大喜多正毅監督が担当しており、いつも手作り感のある映像だった眉村ちあきのMVの中でもかなりメジャーっぽく作られているので初めて見る人もすんなり見れるのではないでしょうか。
ピッコロ虫
眉村ちあきは地元でアイドルグループの一員として活動していて、ソロシンガーとして活躍する現在もアイドルイベントに積極的に参加しており、本人も「弾き語りトラックメイカーアイドル」を名乗っています。そんな眉村ちあき独特の目線から「アイドル」を歌った一曲です。とあるフェスの出場をかけたオーディションで審査員に下を向かれてしまったエピソードからできた曲とされていて、「アイドル」というだけで音楽を正当に評価されない悔しさがポップなトラックの中で見え隠れします。
東京留守番電話ップ
この楽曲はタイトル通りラップ調で進んでいきます。普段は伸びやかで力強い歌声が魅力の彼女ですがラップのグルーヴ感が気持ち良く彼女の音楽性の広さに驚かされる曲です。
この楽曲は眉村ちあきの歌声はもちろん後ろで流れているトラックもノリやすいのにどこか切ないトラックとなっています。もちろんこのトラックも眉村ちあき本人が作っています。シンガーソングライターはたくさんいますがここまでのレベルでトラックを作る歌い手はなかなかいないのではないでしょうか。
宇宙に行った副作用
初の流通アルバム、「目尻から水滴3個、戻る」よりこの曲。ゴッドタンから眉村ちあきを知った方は「弾き語り」のイメージが強いと思いますがポップな楽曲も歌いこなします。他のシンガーソングライターと彼女の圧倒的な違いはこういうところではないでしょうか。
MVは銃声が飛び交うかなり意味不明な作りになっていますが眉村ちあきの身体能力から出される華麗な動きもあり思わず何度もリピートしてしまう中毒性の高い曲になっています。