5月27日から東京・天王洲の銀河劇場、そして6月10日から大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される舞台『曇天に笑う』。
原作は滋賀・大津を舞台に、ある3兄妹の愛に満ちた大冒険活劇としてアニメ化もされ大ヒットとなった人気作品です。
2015年2月に上演された初演ではチケットは即日完売。
およそ1年半ぶりの再演ということで、原作のストーリはもちろん若手実力派俳優が揃ってキャスティングされるなど発表直後から注目を集めています。
そこで今回はまもなく上演スタートする舞台『曇天に笑う』のキャストと原作ファンなら頷き、まだ原作を知らない方はより楽しめる『曇天に笑う』の魅力や舞台の見所をご紹介していきます!
『曇天に笑う』ってどんなストーリー??
2011年より、「月刊コミックアヴァルス」にて連載されている『曇天に笑う』は唐々煙さんの代表作品。
舞台は明治維新後の滋賀・大津。
日本国内では、士族反乱などで多くの犯罪者を抱えるようになり、彼らの多くが送り込まれた監獄からの脱獄も後を絶たない事態。
そこで政府は、琵琶湖に浮かぶ巨木の中に絶対脱獄不可能な監獄『獄門処』を作り、重罪者はここに送られるようになりました。
この『獄門処』までの護送『橋渡し』を担当しているのが本作の主人公となる「曇神社」の曇三兄弟。
3兄妹の長男・天火は両親のいない曇家にとっての大黒柱。
天火に拾われ居候している金城白子と兄弟たちともに愉快に楽しく暮らしています。
大津の空は300年に一度という長期の曇天が続いているものの、兄弟、そして街中の人々が、天火を中心に絆を結び、曇天の続く日々の中で彼がまるで唯一の太陽のように人々を照らす存在となっていました。
そんな中、この長期の曇天の際に表れて人々に災いをもたらすという「大蛇(オロチ)の器」を求めて、天火がかつて所属していた右大臣直属部隊「犲(やまいぬ)」が動き始め・・・。
大津の街を守る犲、曇家、警察、それぞれの思惑と「大蛇(オロチ)の器」となっている人物とは・・・。それぞれの愛と願い、そして大蛇を渦巻く大冒険活劇です!
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