名作「アルカディア」が堤真一&寺島しのぶ主演で日本上陸! – トレタメ

名作「アルカディア」が堤真一&寺島しのぶ主演で日本上陸!

英戯曲「アルカディア」を知っていますか?

世界中が愛し熱狂した名作戯曲で、1993年に発表されてから長年の間日本での上演が待たれていた作品です。

アルカディア

舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』、『コースト・オブ・ユートピア』、映画『恋に落ちたシェイクスピア』で日本でも人気が高い劇作家サー・トム・ストッパードが手がけた作品とあり、注目度もこれまでにないものとなっていますが、そんな名作がついに豪華キャストで待望の日本上陸を果たします。

今回はそんな名作「アルカディア」の魅力がもっと知れる、今すぐ観たくなるような情報を紹介させていただきます。

■名作「アルカディア」ってどんな作品?

「アルカディア」はストッパード氏の作品の中で、最も美しく繊細な劇構造をもつと言われているほど。

アルカディア

そんな作品の舞台は英国の豪壮なカントリーハウスから始まります。この屋敷の居間で、19世紀の世界と、約200年後の現代が、複雑に絡み合いながら、物語は進行していきます。

同じ舞台でありながら時空を越えた2つの時代背景が重なるファンタジックな世界観。

舞台中では「ある謎の追究」をめぐって2つの時代の人物たちが、息を呑む展開で互いに影響し合いながら、儚く絶妙な夢物語を展開するのです。

そんな複雑な世界観を表現するのは、「舞台」というステージで右に出るものはいないと断言できるほどの実力を持った精鋭たち。

昔の痕跡を頼りに真実を暴こうとする現代の人物たちに、名俳優の堤真一、寺島しのぶ、浦井健治、初音映莉子がキャスティングされました。

アルカディア 舞台

対する現代に謎を残す19世紀の人物たちには、井上芳雄、趣里、山中崇、迫田孝也、塚本幸男、春海四方、神野三鈴。

そして、この2つの時代に登場する重役に安西慎太郎を迎え、計12名の強力な布陣が「アルカディア」の世界に息を吹き込みます。

2つの時代が複雑に絡み合う美しい物語の中で大胆さと繊細さを儚げに力強く表現する登場人物たちをさらに輝かせるのは演出の栗山民也、翻訳の小田島恒志。

俳優陣だけでなく、裏方までもが「豪華」な本作、鳥肌が立つ経験ができること間違いなしの公演に期待値もMAXです!

■名作「アルカディア」の息を呑むストーリー、その概要とは?

先にご説明した通り、「アルカディア」には2つの時代が登場し、相互に影響し合います。

アルカディア 舞台

過去の舞台は著名な詩人バイロンも長逗留している、19世紀の英国の豪奢な貴族の屋敷。

その屋敷の趣里演じる令嬢トマシナ・カヴァリーは、井上芳雄演じる住み込みの家庭教師セプティマス・ホッジに付いて勉強中の少しませた少女。

彼女は天才的な頭脳を持っており、次々と繰り出す旺盛な好奇心には、セプティマスでさえ手に負えない状況でした。

そんなある時、屋敷の庭園の手直し用の設計図に、何の気なしにある書き込みをしてしまうトマシナ。その何気ない悪戯書きが、約200年後の世界に大きな謎を残すのでした。

そして、約200年の時を経た現代。

アルカディア 舞台

同じカヴァリー家の屋敷の同じ居間に、過去の屋敷や庭園、残された書き込みのことを熱心に調べる寺島しのぶ演じるベスト・セラー作家ハンナの姿が…。そこに、堤真一演じるバイロン研究家のバーナードが加わり、ライバル同士の研究競争は白熱。

その研究争いは、浦井健治演じるカヴァリー家の末裔ヴァレンタイン、初音映莉子演じるクロエ兄妹を巻き込んでいくのですが、そこには以外な結末が待ち受けているのです・・・! 

時代は違えど同じ場所で繋がり合う人物たち。

それぞれの時代でひとつの書き込みをめぐり展開していく人々の物語は、衝撃の結末へと急展開していくのですが・・・っと、あらすじはここまでにしておきましょう。

語りかけても声のしない過去の痕跡を必死に暴こうと躍起になる「アルカディア」の疾走感溢れるドキドキハラハラな展開に目が離せません。

■今すぐ観たい!名作「アルカディア」の公演情報

ここでそんな名作「アルカディア」がいつどこで観れるのか、公演情報をお伝えします。

アルカディア 舞台

【出演者、演出、脚本】
作:トム・ストッパード
翻訳:小田島恒志
演出:栗山民也
出演:
堤真一
寺島しのぶ
井上芳雄
浦井健治
安西慎太郎
趣里
山中崇
迫田孝也
初音映莉子
塚本幸男
春海四方
神野三鈴

【公演日程】
東京公演
2016年4月6日(水)~4月30日(土)全29公演
会場:東京都 渋谷 Bunkamuraシアターコクーン
料金:S席11,000円 A席9,000円 コクーンシート6,000円

【大阪公演】
2016年5月4日(水・祝)~5月8日(日)全7公演
会場:大阪府 森ノ宮ピロティホール
料金:S席11,000円 A席9,000円

本作は東京での公演後に大阪へ周りますが、ほとんどの公演が東京で終わってしまうので、気になる人は是非関東まで足を運んでみてはいかがでしょうか?

現代にいながら過去の時代にタイムスリップしたかのような胸の高鳴る体験が出来る舞台「アルカディア」に今後も大注目です!