朝夏まなとと真風涼帆。宙組を受け継ぐ”まあまか”の濃すぎる絆

“宝塚を見る上で、タカラジェンヌたちの絆に癒される人は多いはず。

トップコンビや同期コンビなどさまざまな絆がありますが、今一番注目したいのは、朝夏まなとさんと真風涼帆さん。

トップスターと2番手として宙組を率いてきた2人ですが、その絆は深く、もはやトップコンビと言ってもおかしくありません。

”まあまか”という愛称で親しまれている2人は、舞台上の呼吸もよく、オフでも仲良し。随所で明かされるエピソードは、いずれも微笑ましく、「尊い!!」と叫ばずにはいられません。

今回は、まあまかの絆について、舞台やオフでのエピソードを中心に振り返っていこうと思います。

幅広い関係性で生み出した名作の数々

朝夏まなと 真風涼帆 まあまか出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組公演『王家に捧ぐ歌』より
朝夏まなとさんのお披露目公演「王家に捧ぐ歌」のタイミングで、星組から真風涼帆さんがやってきます。

お披露目からサヨナラ公演まで、トップと2番手が不動のタッグを組んでいたのが、朝夏まなとさん時代の宙組の特徴。大劇場公演+全国ツアーの全7公演において、数々の名舞台を生みだしてくれました。

特に2人の関係性が現れていたのは、「メランコリック・ジゴロ」の友人役。ダニエルとスタンという気の置けない間柄の2人がまさに自然体で、お芝居の呼吸も素晴らしく、爆笑を誘っていました。

絶妙な間合いと呼吸の揃い具合は、「王妃の館」や「バレンシアの熱い花」でも遺憾なく発揮されていましたよね。
朝夏まなと 真風涼帆 まあまか出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組公演『王妃の館 -Château de la Reine-』『VIVA! FESTA!』より
サヨナラ公演「神々の土地」では、友人以上…のような関係の2人。

相手役にしか見えない(笑)トップと2番手というのは、この2人の魅力だなと改めて思いました。

宝塚GRAPH2017年11月号掲載のサヨナラ対談でも語られていますが、「フィーリングが合うというか、もっと本質的な、心の奥のそこからの繋がり」が感じられる舞台ばかりです。まさに、この2人の「出逢いは奇跡」としか言いようがありません。

[next_heading title=ショーでの濃厚な絡みは、トップ・2番手の関係性を超える]