まあ様の退団を告げられた時、真風涼帆は…
「王妃の館」宝塚公演の千秋楽後、退団を告げたまあ様。
相手役の実咲凜音さんと、2番手の真風涼帆さんには、他の組子に先駆けて退団について報告していたそうです。
出典:©宝塚歌劇団 公式HPより
まあ様から退団について告げられた真風さんは、号泣。ちょうど「王妃の館」のポスターが貼ってあったので、ポスターのまあ様に張り付いて泣いていたそうです。
別れて帰ったあとも、
『LINEが来て、見たら「まあ様」って書いてあったから、「どうした?」って返したら、「呼んでみました」って』(宝塚GRAPH 2017年11月号より)
というやり取りがあったそうです。…泣けます。
まあまかは唯一無二のコンビ。この2人が出会い、数多くの舞台と(オフでのエピソード)を見せてくれたことに、感謝しかありません。
きっと、まあ様からのバトンを受け継いで、真風さんは宙組をもっと大きい組へと率いてくれるに違いありません。
朝夏まなとから真風涼帆へ。まあまかで繋ぐ宙組の絆
出典:©宝塚歌劇団 公式HP 宙組公演『WEST SIDE STORY』より
朝夏まなとさんの卒業を受け、宙組を引き継ぐ真風涼帆さん。
事実上の相手役とも言える”濃い”間柄のトップスターと2番手がバトンを受け渡すのは、宝塚の歴史の中でも”奇跡”です。
特に、「神々の土地 / クラシカルビジュー」での真風涼帆さんの「まあ様を支えるぞ!」という気持ちと、次期トップスターとしての風格は素晴らしく、まあ様も安心してトップスターを引き継げると感じられているのではないでしょうか。
受け継がれていく伝統のバトン。まあまかの素晴らしい思い出とともに、これからも忘れられない舞台を作り出してくれることでしょう。
著者:海野りんご