「MESSIAH」の気になる人物は…、綺城ひか理が誠実さ全開で挑む“鈴木”!

2018/08/04

現在、大好評上演中の花組公演『MESSIAH』。歴史上では謎多き人物・天草四郎を主人公とし、新たな視点で島原の乱を描いたミュージカルです。

異端とされたキリスト教を信じ、いつか「はらいそ」に行くために信仰を続ける人々たちを率いた天草四郎により、一揆が行われる様を、ドラマティックかつダイナミックに描いています。

オリジナル作品ですが、とても感動的な仕上がりで、ファンの方からも「泣けた」と大評判。

そんな物語の中で、気になる人物がいます。それが、綺城ひか理さん演じる鈴木重成。
綺城ひか理出典:©宝塚歌劇団 公式HP 花組 綺城ひか理プロフィールより
彼は幕臣の一人で、水美舞斗さん演じる松平信綱側の人間。物語の全体でみると敵側に当たるのですが、観客一同が「Good Job!」を掲げてしまう、素敵なことを成し遂げてくれる人物なのです。

それでは、まずは綺城ひか理さんが演じる鈴木重成について、語ってまいりましょう!

「鈴木…!なんていい奴!」綺城ひか理が演じる鈴木重成

『MESSIAH』の物語の中で、鈴木重成は、一揆を鎮静化させる松平信綱の側の幕臣。ですが、最後まで天草の人々を見守り、柚香光さん演じるリノ(山田右衛門作)が描いたサンタマリアの絵を持ち帰って後世に伝えていこうとする素敵な人物なのです。

登場回数などはあまり多くないのですが、賢明さを漂わせる役作り。最初は敵役なのかと思ってしまうのですが、物語終盤にかけてすごく良い人だということがわかります。

出典:©宝塚歌劇団 花組公演『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』初日舞台映像(ロング)より
そして聖乃あすかさん演じる徳川家綱などから「鈴木」「鈴木」となんども連呼されるので、たくさん登場していないけれどとても印象に残る人です。

まさか、あの人があんないい人なんて!という意外性と、綺城さんが演じているからこそ説得力があるのです。

これほどのインパクトが出たのも、綺城ひか理さんが演じたからなのではないでしょうか。

👉 誠実で美しい、綺城ひか理の軌跡

×