いつか音楽に愛してもらえたら…
――エレキギターを始めたきっかけは?
大塚紗英:バンドリのプロジェクトが始まってからエレキギターを触り始めました。今まで単音弾きもしたことがなく、しかもリードギターということだったので、寝る間も惜しんでご飯も食べずにギターを弾き続けました。
今はどんなに時間がなくても絶対1時間はギターの練習をして常にギターに触れるようにしています。
――Twitterやブログなどを拝見させてもらっていますが、とても一生懸命練習していることが伝わってきます。
自分には音楽しかないなと思っていて、今は音楽に寄っかかって自分の思いを代弁してもらっているので、いつか音楽に愛してもらえたらという気持ちでいます。
――ESPとエンドースメント契約をしている大塚紗英さんですが、それぞれのエレキギターについて感想をお聞きしたいです。
大塚紗英:私が使用しているSNAPPERはオーソドックスなストラトモデルでESPさんが細かいところまでこだわって作られているのでとても弾きやすいですね。様々なギターを触ってSNAPPERに戻ると手に馴染んでいるのでとても安心します。
E-II ST-1 QM Aqua Marineはまだ使い慣れていないところはあるのですが、パワーもあり同じ事務所のRaychell(レイチェル)さんのニューアルバム「Are you ready to FIGHT」の楽曲でもこのギターを使用しています。指板がメープルなので比較的に音は固めで、フロイドローズのギターは色々と調整が難しいですがこのギターでしか出せない音があるのでとても愛着があります。
――音作りに関してはご自身で行われているのですか?またこだわりなどはありますか?
大塚紗英:レコーディングなどでも自分で行ったりしてます。基本はアンプシミュレーターなど使用しますね。
あと、今使わせていただいている機材でお気に入りなのがBOSSの”GIGA DELAY” DD-20です。バンドリの楽曲では空間系の音を使うことが多いのでそれぞれ4CHくらいディレイタイムが違う音を事前に作っています。
ライブステージはDon’t think Feelで!
――ステージに立つ前は緊張するタイプですか?またステージパフォーマンスなどでこだわりはありますか?
大塚紗英:しないタイプですね~!恐怖があるといいパフォーマンスができないのでステージに上る前には恐怖を消して、心を調整して…演者って多分一種のマインドコントロールですよね。
最近は自分が楽しむことは大前提にはあるんですけれど、その上でお客さんに色んな感情を届けて色んな気持ちを抱えて家に持って帰ってもらえたらいいなということを考えながらステージングするようにしています。なので緊張したら楽しませることができないので、なるべくしないようにしています。
ステージパフォーマンスについては私自身とても重視していて、人と会話するように目で伝えるということと、自分の全部を使って楽曲を表現するということを意識しています。
最近では決まった動きをするより、その時に感じた気持ちで音楽を体で歌ったらいいと思っていますのでDon’t think Feel!ということで!