ここにしかないふぇす×Mayhem;Overtime 独占インタビュー&ライブレポート

7/16に開催され、当日の様子をレポートした記事も公開した注目のイベント「ここにしかないふぇす」で、出番が早い時間帯だったにもかかわらずオーディエンスを熱狂させ広大なフロアを自分たちのものとしていたのが2015年1月結成の4人組ロックバンド「Mayhem;Overtime」

ここにしかないふぇすでのライブ終了後、なんとそのMayhem;Overtimeのメンバーが全員揃ってトレタメ編集部の単独インタビューに答えてくれました!

今回のインタビューでは出演のきっかけから、ステージの裏話、そしてメンバーの音楽ルーツに至るまで、”ここにしかない”内容が盛りだくさんな、Mayhem;Overtimeの独占インタビューをお届け!

そして記事の後半ではMayhem;Overtimeの”ここにしかないふぇす”ライブレポートもたっぷりとご紹介するのでそちらもお見逃しなく♪

Mayhem;Overtime トレタメ独占インタビュー!

終始和やかな雰囲気で行われた今回のインタビューでは、出演のきっかけからステージの裏話、アーティスト間の交流エピソードやメンバーの音楽ルーツまで、様々なお話を聞くことができました。

では早速、フェス終了後に行ったトレタメ編集部によるMayhem;Overtimeへの独占取材の内容をお届けいたします!

――今回の『ここにしかないふぇす』には、幅広いジャンルのアーティストさんが集まっていると思いますが、今回Mayhem;Overtimeさんはどういった経緯でこのフェスに出演することになったんですか?

へむを(Vo.Gt):きっかけは昨年の12月頃だったと思うんですけど・・・ 主催の仲田さんから直々にメールをいただいて、「来年の夏に、地元山梨でフェスを開催したいのでMayhem;Overtimeさん出ていただけませんでしょうか?」という形でオファーをいただきまして、その後すぐにお話して、開催概要を聞いて、MCでも言ったんですけど”ここにしかないふぇす”ってタイトルもすごくいいなと思ったし、やはり僕らもロックバンドとしてワン・アンド・オンリーの存在を目指していきたいというか、合致するものがあるかな、と思って快諾させていただきました。

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――今までも、音楽フェスだったり他アーティストさんが集まるライブに参加されてきたと思うのですが、これまでのそういったライブと比べて今回の”ここにしかないふぇす”ではどういった違いを感じましたか?

へむを:そうですね、一番はやはりこのバンドで屋外ライブをやるのがが初めてだったので、開放感だったり、音が鳴ってることに対してのお客さんの動きだったり、やっぱり自由度が高いというか・・・。(他のメンバーを見ながら)どうですか、他のメンバーさん?(笑)

ササハラ(Dr):主催の仲田さんの人柄なのか、やっぱりアットホームなイメージではあるんじゃないかなっていうのがすごくあります。

へむを:(女性陣の方を見ながら)どうですか、他のメンバーさんは?

へむを:女性の意見も大事だからね、この社会では・・・(笑)

一同:(笑)

Risako(Ba.Cho):演者側から見たらすごい見晴らしがよくて、山があって今日はちょっと曇りっていうのがあって、霧っていうのが逆にいい感じの雰囲気になってましたね、清々しいというか。

――3名からいただいたので、みささんからも伺ってよろしいですか?

へむを:『空気がおいしかったです♡』って。

みさうさこ(Gt.Cho):なんで一人だけそんなアレになっちゃってるの(笑)

へむを:いやいや、不思議ちゃんキャラで・・・

ササハラ:『かわいい♡』って言っとけ!(笑)

みさうさこ:何がかわいいの!?

Risako:『山梨かわいい♡』って。

みさうさ:『山梨かわいい♡』っておかしいでしょ!(笑)

みさうさ:でも、野外楽しかったですね!広くて・・・新鮮ですねー。

へむを:空気もおいしいですからね(笑)ご飯も野菜も新鮮で・・・

Risako:ご飯食べたの?バーベキュー。

みさうさ:バーベキューは食べてない・・・食べたかった・・・。

みさうさ

――本日、色んなジャンルのアーティストさんがいらっしゃったと思うんですけど、他のアーティストさん・出演者さんとの交流はありましたか?

ササハラ:鳴ル銅鑼の方とゴードマウンテンの方はちょろっとご挨拶させていただいた形ですね。インディーズバンド陣で。あとモハメドの人とも、控え室の隣に露天風呂があるんですけど、そこで一緒にセットしてるところで僕ら着替えてたら『お風呂入れるんですね』って話になって、メンバーの人の一人が三日間お風呂に入ってないから呼んできてくださいって。風呂入って颯爽と帰って行きました(笑)

へむを:モハメドはね、前から対バンもちょくちょくやらせてもらってるので、モハメドの方には今日も『お久しぶりです~』みたいな感じから始まって、『どうですか最近』って飲み屋みたいな話をしてました(笑)あとは僕が個人的にアニメとかゲームとか好きなので、コスプレイヤーの女の子たちに『よかったらうちのCD聴いてください』ってやってました。『ツイッター見てます!』ってアピールもできて嬉しかったです。(笑)

Risako:交流は、出演者専用のバーベキューできる場所があって、そこに集まってた5PEACE、THE OLIVEと、オイリーボーイ♂と仲良くなりましたね。なんか普通に、世間話と、野菜美味しいねって話をしてました(笑)

へむを:テキーラも飲んでたよね?

Risako:そうですね・・・(笑)ほぼ男性陣におごってもらって幸せでした(笑)

Risako

――本日のフェスでは、ロックバンドだけでなく、SHIBUYA FAMさんやイルマニアさんなど、渋谷系のDJ音楽のアーティストさんたちも出演されてますけど、Mayhem;Overtimeの皆さんは普段こういった渋谷系のDJ音楽は聴いたりされるんですか?

へむを:ガッチガチに渋谷サウンドみたいなのはあまり聴かないですけど、ドラムンベースとか嗜むことはありますね。そっち系のクラブに行くこともあるので。

ササハラ:僕はお酒が好きで、よくショットバーとか一人で行くんですけど、よくやっぱかかってるのはアッパーな曲が・・・

へむを:ファーン!(口でレゲエホーンの音マネ)みたいなやつでしょ?(笑)

一同:(笑)

ササハラ

ササハラ:そうそう(笑)でもかなり身近に聴いてるジャンルではありますね。

――本日行われていた”ここふぇすコスプレかわいい選手権”にみさうさこさんは参加してましたけど、メンバーの皆さんもご覧になられたんですか?

へむを:僕は見ましたね。

ササハラ:僕は見てないです。

へむを:その時間寝てたもんね(笑)

――じゃあ他のメンバーの方にお聞きします。今日のみさうさこさんのコスプレ見てどうでした?

ササハラ:メイク途中の一瞬しか見てないんで・・・なんか眉毛が青くなってた(笑)

みさうさこ:うるさい!(笑)

ササハラ:(眉毛以外)あとは普通、みたいな・・・

みさ:カラコンもしてたからね!?

ササハラ:恥ずかしそうで顔こっち向けてくれないから全然わかんなかった(笑)

へむを:今旬のね、リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)のレムちゃん・・・狙ってきたな(笑)という感じで。次はきっとラブライブ!サンシャインじゃないかな?と


出典:山吹りょう*ニコ超(@ry01204) twitterより

――みささんにお聞きしたいんですけど、今日のコスプレのポイント、こだわり等はなんですか?

みさうさこ:こだわり・・・ちょっと難しい質問だな・・・ポイント・・・手作りの衣装じゃなくて、既成品の普通に売ってる衣装なので、まあそのまんま着たに近いんで、あんまりポイントっていうのが少ないですね・・・。

――では特になし、という感じなんですかね?

みさうさこ:そうですね・・・。(笑)

――Mayhem;Overtimeさんは非常にメンバーそれぞれのスタイルがばらばらで個性豊かなのが特徴的だなと思ったのですが、メンバーはそれぞれどういった音楽に影響を受けてバンドを始められたのですか?

みさうさこ:ギタリストはCharさんが好きで、でも音楽色々聴くっていうのはやっぱりいきものがかりさんとか、奥華子さんみたいな・・・。そっち系統が好きですね。

――ロックバンドとか特定のバンドに憧れて・影響を受けてバンドを始めた、とかそういう感じではないんですか?

みさうさこ:全然違いますね・・・。

Risako:影響を受けたのは、ベーシストとしてだとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベースのフリーなんですけど、バンドとしてはやっぱり中高生の時は邦楽ロックばかり聴いてたので、バンドやろうと思ったのは、9mm Parabellum Bulletがきっかけですね。激しいパフォーマンス・激しいサウンドが自分でも出せて見せれたらなと思ってバンドを始めました。

へむを:僕はそうですね、中学生の時にギターを始めたんですけど、当時はアコギを最初に買って、山崎まさよしさんとか最初コピーしてまして。山崎まさよしからブルースに行って、その後洋楽にハマって、U2だったりニルヴァーナだったり・・・。その後にミッシェル・ガン・エレファントに出会って、洋楽にハマってる時に、『邦楽なんて聴かねえよ』ってありがちな時期もあったんですが、ミッシェル・ガン・エレファントを聴いた時に、『日本にこんなカッコイイバンドがいるんだ!』と思って、そのくらいの時にエレキギターも持って、ちょうど仲間内でバンドやろうよって始めて。それでやっぱり日本語のロックってものにハマっていったというのが大きいですね。あと昔からアニメとかゲームも好きで、やっぱりアニメとかの主題歌ってあるじゃないですか。アニメソングというのが。あれもやっぱり歌の力ってすごい強いものだと思うので、ロックサウンドと歌の力、どちらも持ったもので、世界観がちゃんとあるもの、そういうものを作りたいなというのが今の自分の一番のバックボーンかと思います。

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ササハラ:僕は、その・・・ 80年代90年代ぐらいのJ-POPが大好きで・・・

へむを:45歳だからね(笑)

一同:(笑)

ササハラ:そうですね・・あの・・・

みさうさこ:否定しないんだ(笑)

ササハラ:チューリップとか好きでしたね。一番好きだったのは中島みゆきなんですけど、女性シンガーが多いなっていうのは・・・。

へむを:でも初めて買ったCDは長渕剛の『ふざけんじゃねぇ』なんだよね?

ササハラ:買わせていただきましたね。(笑)でも、そうですね・・・最初に聴いてたのがその80年代90年代の音楽だったんですけど、ドラムを始めた時はもっとバンド寄りの音楽を好んでました。まあ、ドラム始めてから聴き始めたっていうのもあったんですけど、その時に初めて洋楽聴いたり、”邦ロックバンド”みたいな感覚の、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)とか聴いたりとかしてて、あとバンドものもすごい好んで聴いてたんですけど、やっぱりここ数年で80年代90年代の曲にまた戻ってきて、聴いて、『DA PUMPかな』って。(笑)結局、昔聴いてたものに戻ったかなっていう。

――最後に、これを読んでいるトレタメ読者に向けて、何かメッセージと、バンドからのPR・告知等がありましたらそれもお願いします。

へむを:お知らせの部分としては、この後も長野行ったり大阪行ったりと続々とライブが決まってるので、全国の方にですね、ぜひ足を運んでいただければというのがありますね。あと、PRですよね・・・(他のメンバーを見て)どうですか、自己PRの部分。皆さんできますか?(笑)

ササハラ:記事を見てる方はもう僕らの存在を既に知ったということなので、ぜひ音楽も聴いていただけると嬉しいです。

Risako:私が入って2ヶ月くらいしか経ってなくて、これからやっとMayhem;Overtimeが動き始めた感じなので、こう、ちゃんとした4人編成を皆さまに応援していただけたらなと思います。これからどんどん突っ走っていくのでよろしくどうぞ、という。

じゃあ最後、みささんからも読者に向けてのメッセージをお願いします。

みさうさこ:メッセージ・・・どうしよう・・・。(笑)

へむを:『養ってください♡』って。

みさうさこ:それは誰でもいいわけじゃない!(笑)

みさうさこ:これを機に知ってもらえて、好きになってもらえたら嬉しいな、っていう気持ちがあります・・・(笑)

個々の音楽性が融合。ここふぇすで魅せたMayhem;Overtimeライブレポート全容

和気藹々とした雰囲気でトレタメ編集部のインタビューに答えてくれたMayhem;Overtimeの皆さんですが、ライブでは熱い一面を見せてくれていました!

Mayhem;Overtime

ここふぇすレポート記事でもお伝えしたとおり、この日はメンバー全員が私服で登場。出演時間ぎりぎりに到着したと裏エピソードを明かしていました。

『Orange』から始まった力強いライブは流れるように2曲目『ボタンとバラ』へ。朝早い時間帯でまだ温まりきっていない観客の身体を少しずつ動かしていきます。

ノッてきているのは観客だけではなく、3曲め、4曲めと重ねるほどに激しくなるRisakoさんのベースパフォーマンス。

Mayhem;Overtime

ササハラさんのパワフルなドラム、Risakoさんのロックなベース、へむをさんの情熱溢れるボーカル、みさうさこさんのクールなギター。

Mayhem;Overtime

インタビューでも応えてくれた個々の音楽性が融合し、最大限の魅力を発揮するMayhem;Overtimeにぐっと惹きこまれていく-…。

MCでは、山梨初上陸であることをへむをさんが告白。

「”ここにしかないふぇす”っていう名前がいいよね」と、今フェスに対するMayhem;Overtimeの想いが垣間見えたところで、

Mayhem;Overtime

「あの時、あの場所に、そこにしかなかった気持ちを歌にしたバラード、『秒心』」と次の曲へ移っていきます。

軽快かつパワフルな楽曲から一転、一人ひとりの”ここにしかない”想いを喚起させるかのようにそのメロディを奏でるメンバー。

Mayhem;Overtime

最後には『正解の終わり』を披露し、晴れ渡る山梨の青空さながらの清々しさを運んできてくれました。

そんな心が動かされっぱなしの30分、全7曲を届けてくれたのでした。

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▼Mayhem;Overtimeセットリスト
1 Orange
2 ボタンとバラ
3 ポニーテールとリリイ・シュシュ
4 絶対絶命シーソーゲーム
5 秒心
6 心、泡沫
7 正解の終わり

バンド公式HP:http://mayhem-jp.main.jp/

バンド公式ツイッター:https://twitter.com/Mayhem_jp

著者:下地啓介