星組公演「こうもり」、そしてショー「THE ENTERTAINER!」にも出演。「マギー」の愛称で親しまれている専科の星条海斗さん。
実はこの公演以前にも星組トップスターである北翔さんと専科公演で共演していたマギーさん。
その千秋楽では「北翔船長の北翔号にまた乗りたい!」と明言していたマギーさんですから、「こうもり」はその念願がかなった公演でもありまた彼女が慣れ親しんだ月組から専科に異動してから初めての舞台であるという相乗効果もあって、気合の入り具合も違っているようです。
星組におけるはじけた星条さんの芝居の様子と日々変わるアドリブを紹介していきます。
【これまでの星条海斗の軌跡】
マギーさんこと、星条海斗さんは2000年に入団した86期生。そのスタイルと包容力のある演技で2015年に専科に異動するまでは、月組一筋でいたこともあり舞台からは欠かせない舞台巧者として頼りがいのある男役です。
専科に異動することは、月組ファンとしてはさびしいところですがこれであらゆる組で彼女の魅力を知るひとが増えるでしょう。
【「こうもり」での活躍】
星条さんが「こうもり」で演じているのはロシアの皇太子オルロフスキー侯爵。
主人公ファルケ博士の目的「愉快な復讐」を面白がり、手を貸すという役どころ。
そのアドリブは日替わりのことが多く、SNS上でも変わったものは報告が多く寄せられています。
【アドリブ紹介】
侯爵は要所要所で、
「心の底から笑いたいんだっちゅーの!」
など、紅アイゼンシュタインも吹き出す台詞が満載。
相手を黙らせたいシーンでの台詞もバリエーションがさまざま。
「おだまり!」
「シャラップ!」
「お口チャック!」
「シーッ!お口にジップロック!」タカラヅカスペシャル出演でも、アドリブで客席を沸かせていたその技量が、今回も発揮されています。
【「THE ENTERTAINER!」での活躍】
ショーでは、銀橋で見事な英語で歌われています。
同じく英語の堪能な今回で退団する十輝いりすさんとの並びが美しく、みごたえたっぷりです。
【劇場で見る価値あり!】
2016年10月には、初のバウホール主演公演「FALSTAFF」が控えている星条さん。
これからいろんな舞台で彼女を観る機会が組を超えてあることでしょう。
星組でもその実力をいかんなく発揮している星条さん、劇場まで観に行ってみる価値ありですよ。
著者:Seikacat