雪組を支えたトリデンテの”絆”
早霧せいなさん・咲妃みゆさん・望海風斗さん。
この3人が絶妙なバランスだったからこそ、雪組は様々な舞台に挑戦できたのではないでしょうか。

出典:©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ タカラヅカ・スカイ・ステージ「ザ・タカラヅカVII雪組特集check!(’15年雪組・宝塚)」より
大劇場2作目「星逢一夜 / La Esmeralda」の制作発表にて、演出家の齋藤吉正先生が”トリデンテ”という言葉で表現したことで、その絆が一層深まったのではと思います。
情感あふれるお芝居とダイナミックなダンスが魅力の早霧せいなさん。
男役を素敵に魅せる娘役力と、憑依型の天才的な演技力を持つ咲妃みゆさん。
圧倒的な歌唱力と真面目な役作りで存在感を示す望海風斗さん。

出典:©宝塚歌劇団 雪組公演『私立探偵ケイレブ・ハント』『Greatest HITS!』より
持ち味の違う3人が集まると、個々の魅力も、組の魅力も何倍・何十倍になる奇跡的な組み合わせですよね。
早霧さんも、「だいもんが2番手として傍にいてくれたことが宝塚人生において本当に大きかった」と宝塚GRAPHの対談で語っています。
最初に共演した「ルパン三世」でのアドリブ応酬、常に早霧さんの勢いに押されがちだった望海さんの姿が懐かしいです。
早霧さんが望海さんを信頼し、対等に舞台を作り上げて来たからこそ、作品に奥行きが満ちましたよね。
「Dramatic “”S””!」では、望海風斗さんの「別れの歌」に乗せて、ちぎみゆ最後のデュエットダンスが繰り広げられます。
ちぎみゆが魅力的だったのも、2番手・だいもんの存在あればこそ。トリデンテの魅力が全て詰まっている、そんな場面です。
早霧せいなさんが結んだ”絆”はこれからも続いていく

出典:©宝塚歌劇団 公式HP 2017年雪組公演 『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』『Dramatic “S”!』より
雪組の舞台を見ると、舞台も客席も一体となった強い結束感を感じます。
それは、早霧せいなさんが先頭に立って、さまざまな絆を結んできたからでしょう。
早霧せいなさんがしっかり引き継いだ宝塚のバトンは、”絆”というキーワードとともに、次のトップスター・望海風斗さんに引き継がれます。
早霧さんが雪組生のチームワークをより高めてくれましたから、メンバーが変わっても、雪組らしさは変わらずに続いていくことでしょう。
新生雪組が見せてくれる”絆”も、引き続き楽しみに応援したいと思います。
著者:海野りんご