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100年以上もの長い年月、観客を惹きつけて離さずにい続ける、宝塚歌劇の舞台。
出演者達の熱気、鮮やかなダンス、美しい歌声など、タカラヅカの魅力を語り始めるとキリがありませんがその魅力の一つに、衣装があります。
宝塚歌劇団は独自で衣装部を抱えており、演目や役に合わせて最適な衣装を作る力に長けています。宝塚大劇場だと1つの公演が1ヶ月と少しと期間が決まっていますが、それぞれの衣装に対して渾身の力で、出演者の衣装が作り上げられているのがすごいところ!
というわけで、今回は衣装の特集です。
宝塚歌劇を華やがせるお衣装たち ~娘役編~
娘役編 第5位! 『スカーレット ピンパーネル』マルグリットの衣装
出典:宝塚歌劇団公式サイト ©宝塚歌劇団 星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』> 制作発表会レポートより
現在の星組トップスター紅ゆずるさんのお披露目公演でもあった『スカーレット ピンパーネル』。そのヒロイン・マルグリットが登場する際の赤いドレスはとてもゴージャスでした!
マルグリットはフランスの女優。登場するだけで大輪の花が咲いたかのような華やかさを持つ女性です。その衣装は役にふさわしく、真っ赤な生地にたっぷりのレースがあしらわれています。
紅さんの相手役である、綺咲愛里さんは一見華奢な雰囲気ですが、力強くマルグリットを演じ、衣装もとても似合っていました。
娘役編 第4位! 『ロミオとジュリエット』 ジュリエットの衣装全て
2010年の初演以来、何度も再演された宝塚の代表作『ロミオとジュリエット』。誰もが知る純愛物語を、とびきりロマンティックに美しく、刹那に描いた宝塚のロミジュリは、ステージの彩りもシンプルでセンスに溢れたもので、鮮烈な印象を残すミュージカルです。
対立するモンタギューとキャピュレットで、青と赤に衣装のベースとなる色が分かれていますが、中でも赤を基調とするジュリエットの衣装はとびきりロマンティックで素敵。
出典:宝塚歌劇団『ロミオとジュリエット』特設サイト©宝塚歌劇団 キャスト・スタッフより
特に最初の登場シーンのピンク色の衣装は本当に愛らしく、ピュアな娘役だからこそ着こなせる衣装であることを証明しています。
出典:宝塚歌劇団『ロミオとジュリエット』特設サイト©宝塚歌劇団 フォトギャラリーより
娘役編 第3位! 『めぐり会いは再び』シルヴィアの婚礼衣装
柚希礼音さん主演の星組時代に上演された短いコメディタッチのミュージカル。貴公子と従者、伯爵令嬢と召使がそれぞれ入れ替わって恋の駆け引きを行う面白いストーリーで、客席を大いに笑わせていました。
そのヒロイン・シルヴィアの最後の結婚式シーンのドレス。白を基調としながら、フリルやリボンでピンク色を差したもので、とってもかわいらしいのです!
出典:NIKKEI STYLE ©Nikkei Inc. © 1996 – 2018 Nikkei Business Publications,Inc. 宝塚歌劇団星組公演「宝塚ジャポニズム」ほか 3本立てで多彩な魅力伝えるより
シルヴィア役の夢咲ねねさんは娘役ですが身長が高めで、このゴージャスなウエディングドレスを本当に素敵に着こなしていました!
娘役編 第2位! 『ベルサイユのばら』マリーアントワネット
『ベルばら』と言えば、娘役や貴婦人が着る、「輪っかのドレス」! スカートの下に大きな輪(パニエ)を着けた上から着るので、そう呼ばれるようです。
普通のドレス以上のゴージャスさで、これぞ宝塚!という印象を持たれる方も多いのでは?
その中で最も豪華な衣装と言えば、マリー・アントワネットの衣装でしょう。アントワネットが栄華を極めている時代のドレスはどれもゴージャスですが、特に赤のベルベットの衣装は本当に美しく「女王」を体現しているもので、ベルばらの名物と言っても過言ではないほどです。出典:ベルサイユのばら -フェルゼン編-特設サイト©宝塚歌劇団 制作発表会レポートより
娘役編 第1位! 『エリザベート』鏡の間の衣装
そして堂々の1位としてご紹介したいのが、『エリザベート』でエリザベート役が1幕の終わり「鏡の間」で着ているゴージャスな白のドレス。史実のエリザベートの肖像画で描かれている白のドレスを模して作られているものです。
出典:宝塚歌劇団公式サイト ©宝塚歌劇団 月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』> PHOTO より
鏡が開き、エリザベートが登場するシーンは、息をのむほど美しいものです。
この衣装を見たくて、『エリザベート』を観る人もいるのではないでしょうか。
それでは、次に男役の衣装について触れていきます。
[next_heading title=宝塚歌劇を華やがせるお衣装たち。次はいよいよ男役編!]