2011年にメジャーデビューし、短期間で急成長を遂げたセカオワことSEKAI NO OWARI。
今や大人気バンドとなった彼らの曲は、そのバンド名とは対照的にポップで純粋な意味の込められたものが多いのです。
そこで、セカオワ独特の不思議な魅力を持つ歌詞の意味について、いくつかご紹介します。
歌詞を書いているのは?
セカオワは四人のメンバーから構成されているバンドですが、そのうちDJ LOVEさんを除く三人、Fukaseさん、Nakajinさん、Saoriさんが作詞や作曲をして曲を作っています。
そして、中でも不思議な魅力を放つ歌詞を、一番多く書いているのがボーカルのFukaseさんなのです。
Fukaseさんといえば、SEKAI NO OWARIというバンド名を考えた張本人でもあります。
これは有名な話なのではないでしょうか。
世界が終わったような生活を送っていた時に、残されていた音楽と仲間で終わりから始めてみようと思ったことが名前の由来だそうですが、この時点で不思議な感性を持っていることがよくわかると思います。
セカオワはファンタジー?
数多くの曲を持つセカオワですが、中でもファンタジーの物語のような歌が多いことが特徴です。
たとえば、2014年1月にリリースされた「スノーマジックファンタジー」。
出典:©TOKYO FANTASY Inc.
SEKAI NO OWARI「スノーマジックファンタジー」 (youtubeより)
タイトルを聞いただけでもファンタジーの要素があることがわかります。
この曲の歌詞には、「雪の精」と「僕」のラブストーリーが描かれています。
「雪の精」のモデルとなった人物がいるわけでもないそうで、まさに想像の世界が描かれているといえます。
ほかにもロボットの女の子と恋をする「不死鳥」や、タイトルの通り相手を眠り姫に例えた「眠り姫」など、独特のファンタジー表現のある曲が数多くあります。
これらの曲は全てFukaseさんが作詞したものです。
ファンタジーに例えたほうが、自分の想いを表現しやすいのかもしれません。
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