ファンの敵!!魔の7年目がまたやってきた。2016年から2017年に解散したグループと魔の7年目の実態とは
7年経ったアイドルグループが解散・脱退に至る理由
魔の7年目が起きてしまうこと理由として、韓国ならではの理由があるようです。
第一に韓国政府の「公正取引委員会」で定める「標準契約書」が7年となっているため、アイドルも7年で契約するケースが多いそうです。
殆どのアイドルグループは練習生時代から契約をしてから、二度目の契約期間が終了する5~7年間活動をしてからそのままグループごと解散させるケースが多くなり、魔の7年目と呼ばれるようになりました。
そもそも韓国では、アイドルグループをデビューさせる前からグループのコンセプトが決めており、それにあったメンバーを選んでデビューさせることが多いようです。
韓国では数多くの練習生の中からコンセプトに合った候補生を集め、何組か準備させておきます。
厳しいトレーニングの結果からデビューさせる最終メンバーを採用していきます。
そのため、デビューしたメンバー内でも元は異なる組で練習を積んでいるため、練習してきた量も、契約時期も異なるようです。
出典:©TEEN TOP 틴탑(@TEEN_TOP)Twitterより
簡単に言えば、誰かが抜けても別の誰かがその穴を埋めれる、というような簡単なコンセプトでグループを作り上げているわけではないという事です。
日本ではメンバーが入れ替わってもグループ自体の解散を行わないことが多いです。
しかし、デビュー当時のメンバーが完全な状態である韓国のアイドルグループの場合、1人でもメンバーが抜けるとそのグループのイメージを保てなくなり、解散につながってしまいます。
また、グループ自体が所属事務所と契約を結ぶのではなく、メンバーがそれぞれの契約を結ぶ形を取るため、グループの中でも再契約をする人としない人が出てきてしまうのです。
魔の7年目が起こるのは、やはり事務所のせいなの?
出典:©miss A(@JYPEmissA)Twitterより
よくメディアやSNSなどで【人気が落ちてくるため所属事務所から見捨てられる】と言われていますが、実際は異なるようです。
デビュー時に事務所と契約をすると7年間で契約満了となります。
実際に7年間というのは長く、流行もアイドルに求められることも変化していきます。
そんな7年もの間、活動を続けることがアイドルに対して所属事務所は本人の意思も尊重し、当事者の意向で再契約の有無を決めるケースが多いんです。
もちろん問題を起こしてしまった人などは別ではありますが、基本的には本人の意思を尊重します。
そのため、将来を考えた時、自分から再契約を諦めてしまう人もいるようです。
確かにアイドルグループの活動期間が長いほど、一人や少数のメンバーだけに人気が集中して行く傾向があります。
その上、ドラマ出演やバラエティの司会、固定のラジオやゲストなどへの需要も少数のメンバーに集中していくために契約を諦めるケースもあるようです。
日本のお笑い芸人も同じで、コンビでも片方だけがよくテレビに出ている・・・なんて場面をみかけませんか?
韓国のアイドルグループもずっとアイドルだけで生きていくことは難しいのかもしれないですね。
[next_heading title=魔の7年目を逃れたアイドルグループはいないの?]