技術派声優・小岩井ことりさんの「音」の世界を知る

「アイドルマスターミリオンライブ!」の天空橋朋花役や劇場版の公開を控える「のんのんびより」の主人公・宮内れんげ役などで知られる声優の小岩井ことりさん。

パーソナリティーをつとめるラジオ番組「ことりの音」が7月より配信がスタートしはやくも話題となっていますが、まだ所持者の少ないMIDI検定1級にトップ成績で合格していたり、スタジオエンジニアもびっくりしてしまうほどのDTM知識を持ち合わせるというギャップの持つ主なんです。

今年の4月には自身が演じる天空橋朋花ちゃんのキャラクターソング「Sister」の作詞作曲も担当されていて、ついに作家としてのメジャーデビューも果たすなど『音』にまつわるたくさんのエピソードが集まっています。

今回は、柔らかい笑顔と癒やしオーラが印象的な小岩井ことりさんの技術者肌な意外な一面や声優としてのルーツ、その魅力を紐解いていきたいと思います!

小岩井ことりさんのプロフィール

小岩井ことり出典:©小岩井ことり ツイッター(@koiwai_kotori)より
小岩井ことりさんは2月15日生まれの京都府出身。

愛称はこっこちゃんで、現在はピアレスガーベラに所属しています。

チャームポイントは一度も染めたことがない膝下まである長い黒髪。これは「女の子は黒髪が可愛い」というお父さんと「髪を染めたら不良です」という母の教育の結果なのだとか。

趣味・特技は釣りで、最近は温泉巡りにもハマっているほか、「まだ言ったことのない全国各地に行ってみたい!」と休日にはふらりと47都道府県めぐりをしている様子をツイッターやブログでも報告しています。

各地で訪れた施設や場所を写真付きで細かく紹介しているので、彼女のブログを見ながら同じ場所に行ってみるというのも楽しそうですね♪

■ 声優デビュー

小岩井さんの声優デビューは2011年ごろで、はじめての名前付きの役だったのが「青の祓魔師」吉国役でした。

それ以前にも自主制作アニメで活動をしていたり、地元の関西を中心にナレーション等でも活躍していました。

声優をめざすきっかけとなったのが、大谷育江さんが演じている「ポケットモンスター」のピカチュウの声だったそうで、言葉ではない鳴き声だけで国籍を問わず世界中の人たちに感情を届けることができるのは、役者として究極だなと思ったそうです。

ちなみに小岩井ことりさんや悠木碧さんなどポケモン好きな女性声優を中心に「ポケモンだいすきクラブ嫁一」という集いがあり、映画鑑賞はもちろん不定期ではあるもののお買い物に行ったり、ゲームをしたりと中の良い様子をSNS等でみかけることもしばしば。

嫁一という由来は、『俺の嫁が一番!』からきているそうで、小岩井さんも嫁ポケモンのモクローのグッズ集めやイメージコーデをしてみたりと愛を注いでいるようです♡

そんな小岩井ことりさんの代表作は
「じょしらく」波浪浮亭木胡桃役(初メインキャラクター)
「断裁分離のクライムエッジ」武者小路祝役(主人公)
「のんのんびより」宮内れんげ役(主人公)
「THE IDOLM@STER MILLION LIVE!」天空橋朋花役
「アイカツ!」大地のの役
「からかい上手の高木さん」真野ちゃん役
など。

地声は癒し系な落ち着いた声ですが、作品によってタイプの違うキャラクターを演じてきましたが、丁寧な役作りが印象的でどのキャラクターにも「ああ、この子はこういう時そう言うよね、わかる・・・」とセリフから伝わってくる説得力があるように思います。

一見するとおしとやかで清楚な雰囲気を感じますが、その内面は野心家で凝り性な技術者肌というギャップの持ち主。

自宅にはパーツから組み立てた自作PCとスタジオエンジニアも顔負けの機材環境がそろい、彼女の口から溢れるように出てくるのは声優とは思えないほどのDTM知識と専門用語の数々・・・。

先述のとおり、まだ所持者の少ないMIDI検定1級という難易度の高い技術検定をトップの成績で合格していて、すでに作詞作曲家としてのメジャーデビューも果たしているという経歴を持ちます。

本人曰く、「しゃべって自分の気持ちを伝えることが苦手で、お芝居や歌などなにかをつくることで自分の言いたいことを発散してきたんだと思う。」と話していますが、知れば知るほどどうして声優になろうと思っていた女の子がDTMの世界にここまでどっぷりと・・・?と疑問を抱いてしまう方も多いでしょう。

ここからは小岩井ことりさんの「音」にまつわるエピソードを紐解いていきましょう!

[next_heading title=声…否、音のプロフェッショナル!小岩井ことりさんの才能と努力]