ニュースターも登場の宙組公演「相続人の肖像」の配役
宝塚歌劇団といえば、再演の度に新しい試みなどが行われて作品を進化させていくことも大きな魅力ですよね。
それがまたヅカファンを虜にしていくのですが、秋のバウホール公演「相続人の肖像」も、ニュースターを登場させるなどファンにとって気になる話題が山盛りなんです。「相続人の肖像」の山盛りすぎる内容や配役、見所などの話題を紹介しちゃいましょう!
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■「相続人の肖像」ってどんな内容?
「相続人の肖像」は、20世紀初頭のイングランドを舞台として複雑な人間模様を描いた作品です。
母の死後、愛人を迎えた父に反発して父と同居を拒むチャーリーは伯爵家の跡取り。しかし、父親の訃報を聞いて、遺産問題のためバーリントン・ハウスに戻ります。しかしバーリントン・ハウスには、後妻のネッサとそして後妻の連れ子であるイザベルがいます。そうした中で遺産問題に渦中の人となったチャーリーの母親への思慕、愛人を迎えた父親への反発、愛人と連れ後に対する思いといった複雑な心の中が描きだされ、チャーリーの成長する過程は作品中の見所といえるでしょう。
「相続人の肖像」の話のヒロインといえば後妻の連れ子のイザベルです。確執のある家の中で、イザベルの心内もまたどのように描かれていくのか、絡まってしまった人間関係がどのように展開していくのか、さすがのタカラヅカでも難しそうな演目だと思います。
■すでに実績十分!桜木みなとさんの凛とした雄姿に期待
この難しい演目の主演を務める桜木みなとさんは逸材揃いと評されている95期の宙組に所属する男役スターで、今回がバウホール初主演となります。
170cmもの高身長と凛々しい美貌を持つ桜木みなとさんは、すでに2014年の「白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-/PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―」と2015年6月の「王家に捧ぐ歌」の新人公演で主演を果たしていて、すでに注目を浴びてきたタカラジェンヌです。
主人公チャーリーは子爵家の跡取りということで、貴族らしい凛とした佇まいや、演技の細やかさが要求されますが、クールな美貌と演技力、そして細やかな表現力を誇る桜木みなとさんが演じるということでヅカファンの期待通りの雄姿を見せてくれるはずですよ!
■難しい作品だけに気になる、主人公以外の配役
「相続人の肖像」は、遺産問題の渦中の人となった青年の成長がユーモラスに描かれています。
人間関係やそれぞれの登場人物の心中が複雑なので、それゆえに難しい作品なんです。それをタカラジェンヌがどう表現するのか、細やかな演技や登場人物それぞれの台詞などが楽しめる舞台といえるでしょう。
チャーリーの祖母のロザムンドには悠真倫さん。チャーリーの父ジョージの後妻、ヴァネッサには純矢ちとせさん。
そしてイザベルには王家に捧ぐ歌の新人公演で桜木みなとさんと組んでいた星風まどかさんがキャスティングされました。
宙組の新たなページを刻む「相続人の肖像」は10月15日から公演です!おたのしみに!